2019年7月31日水曜日

蓮釜

お稽古に来ている子供達は夏休みに入っても、塾やスポーツクラブなどで結構忙しいので
今朝、8時半からお稽古しました。
学校時間ね!といいながら
涼しいうちのレッスンは子供達も集中できるからとてもいいです。

数日前、県の工芸美術展に出かけた。
木工、陶芸、金工、染織などの工芸作品の中に
ミケッレさんの弟やいとこ、叔父、祖父の作品を見てきました。


蓮釜
祖父の特徴である鐶付には可愛らしい蛙さんが配されている。

現代の釜はどちらかといえば小ぶりで地肌も綺麗な作品が多いが
中でもどっしりとした存在感で異彩を放っていたのが祖父の作品だった。

やっぱり鋳物はこうでなくっちゃと改めて感じたのでした。
これだけ大ぶりの釜でありながら
品の良さと風格、発想、感覚(センス)には誰も真似のできない個性を感じる。

ミケッレさんの祖父の作品が好きなわけは、どの作品を見ても
全てに温かさや優しさがあること。


尾垂衝釜(おだれかたつきがま)

16代を受け継いでくれるでしょうミケッレさんの甥の作品は
どこか祖父の温かさを思わせてくれる。
炉にかけた時の姿を想像すると、このオーソドックスな形が他の茶道具に対して
自己主張し過ぎない品の良さと落ち着きがあって、
でもなんか他と違う魅力を感じます。
こういうの好きだな〜
写真はwebからお借りしました。

娘であるミケッレさんの母も茶道、華道においてとても感覚の良い人だった。
血筋は争えないですね!
私も少しでもそんな感覚ほしいなー!

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