2013年4月27日土曜日

充実

連休だからといって特に予定を入れない。
いつも、自宅での〜んびり過ごすのが我が家流。たとえ日常の延長であっても、家族それぞれが思いのまま自由に過ごすのが、むしろ贅沢な時間の使い方と思っている。

きょうも朝のラジオ体操をし、朝からミケッレさんとインターネット配信、最新のベルリンフィルを聴く。ラトル指揮のベートーヴェンの”田園”が入っていた。
これがまた素晴らしく、いつも引き込まれてしまう。そしてハイリゲンシュタットにあるベートーヴェンが散歩していたベートーヴェンガング(小径)をおもいだしていた。妄想の世界に浸りきる。あの有名な旋律が生まれたのもわかる気がする。

ベートーヴェンガング

ふと、約60年前に録音された、父の持っていたLPレコードを思い出し、聴き比べてみたくなったので、レコードプレーヤーを居間に持ってきて聴いてみた。
たぶんSPからLPレコードに変わる頃で、マイクも恐らく一本で録音されたのかも知れないと思われるボヮ〜ンとした音に、懐かしさとレコード独特のあたたかい響きに聴き入ってしまった。このLP、なんとカルロス・クライバーの父であるエーリッヒ・クライバーの指揮によるコンセルトヘボウオーケストラの演奏だった。

いいなー!このジャケットの雰囲気。


録音状態が決して良いわけではない当時の録音だが、始めに聴いたベルリンフィルと比較しても全く遜色なく聴けるのがすごいと感じた。
良く耳を澄ませて聴くといろんな楽器の音が聞こえてきて、鳥肌もの!
感激のあまり、父の残したレコードをもっと聴きたくなって、レコードを保管している弟に連絡したつもりが、間違えて親友の家にかけてしまった。間違えついでにお互いの元気を確認し合い?近況を報告しあった。そうしてあっという間に午前中が過ぎてしまった。

(Restaurant  Chez  mura  bleu  Lis)

お昼は家族で最近オープンしたフレンチレストランへ出掛けた。予約なしだったが、運良く席が空いていた。個室も含め20人程度入れる小さなレストラン。ホテルニューオータニのレストランで25年腕を磨いてきたシェフが3月にオープン。おすすめのシャンパンを頂き、地元のおいしいパン、地産の旬の食材を使ったお料理。一番美味しかったのが、ガラスの皿に盛りつけられた一口サイズの苺のムース、マドレーヌ、クロカンブッシュのデザート。(カジュアル?フォーマル?コンセプトがわかるともっといいな。)また行ってみたいと思える気になるレストランだった。充実の一日だった。

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