2014年12月21日日曜日

ひとりごと

子供に何かお稽古事をさせようと思う時、よく聞くのは子供の自主性に任せるという考えだ。とりあえずいろいろさせてみて子供が興味を示したものをさせてみるという考え。一つのきっかけにはなるかもしれないが少し違うように思う。いろいろな考えがあると思うけれど、これはあくまで私個人の考えだが、この自主性を信じて成功するのはモーツァルトやベートーヴェンのような天才的な能力を持ったほんのわずかな子供たちだけだと思う。

子供の気まぐれな自主性でお稽古事をする子は沢山いる。でも、多くの子供は勉強を理由に中学校に入る前にやめてしまうのが現実。そうして親の方にも信念がなければここで挫折をしてしまう。音楽にしてもスポーツにしても2年や3年で本当の楽しさや素晴らしさがわかるわけではなく、子供の取り巻く環境、例えば両親がピアノが弾けなくても音楽の楽しさ素晴らしさを知っていたら私は少なくとも10年、あるいは高校卒業するまで半強制的に続けさせた方が良いと思っている。必ず、親も子供も嫌になる時期があるのは当たり前で、日々の積み重ねがあってやがてその素晴らしさがわかり、それがその子の人生の財産になっていくのだと思う。だから数年通わせただけで本当に音楽の素晴らしさが子供に理解できるのは難しいと思う。

家族でオーケストラに参加した時
私と f さんは Vc,ミケッレさんは Vla, m さんは Vn で幸運にもトップサイドにしてもらって
懐かしく楽しい思い出!

ある有名企業の音楽教室では昔のように情操教育にお金をかける親が少ないことからなんとか生徒を集めるために「お試し、、、」というのがあって、きっかけを作ってあげようということでしょうけれど、お試しして子供が興味を持ったようだからやってみようと気軽に入り、いざやってみたらあまり面白くないからとこれまた気軽にやめてしまうというのも結構聞く話だ。つまり子供の興味や自主性は大概あてにはならないということ。

天才的な能力を持った子供以外、私たちのような凡人には100パーセント親の情熱や忍耐にかかってくる。お稽古の送り迎えや、日々の練習、普段から音楽を聴く環境になっているなど、、。あとは先生との相性もある。よく『趣味程度でいいので子供に教えて欲しい』と言われる方がいるけれど、本当にそうでしょうか?私は専門と趣味とに関係なく妥協せずに教えてくれる先生がいいと思っている。なぜならたとえ趣味であっても弾けてたほうが絶対的に楽しいから。とにかく趣味であってもその道に進むにしても、親がちゃんと見守ってやらないといけない。そうしてやがて大人になった時、豊かな人生を送ることができ、それが一生の財産になっていく。つまるところ「とりあえず」という考えはあり得ないと思っている。ひとりごとでした。

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