2013年8月4日日曜日

旅のお話(3)

ブリュッセル滞在3日目のこの日は、日帰りで中世の街ブルージュへ出掛けた。この日も朝食はホテルに備え付けのエスプレッソ、mさんは紅茶と持って行った お菓子で済ませた。

m さんが飲んだ紅茶は、茶葉の入ったスティックを
カップに入れたままお湯を注ぐとスティックの小さい穴から
紅茶がしみ出してくる仕組み。こんなの初めて!

ホテルにほど近いブリュッセル中央駅からICに乗り、1時間ちょうどでブルージュヘ到着した。駅前の広場から通りを隔てて旧市街へ向かう途中、すぐに目につくのが「愛の湖公園」。朝の早い時間だったからか観光客もまばらで気分もゆったり。さわやかな風に大きな木々も揺れ、まるで絵に描いたような景色のなかをゆっくり散策。
” 愛の湖公園 ” 
また帰りにここでゆっくりしましょうということになり、まずは旧市街を目指して
歩いた。中世の町並みが続く。

どうしてこの街がそのまま残ってしまったのか気になったが、ガイドブックには詳しく載っていないので帰国してから調べてみた。なんでも16世紀以前は商業や貿易で栄え、人とモノが集まる街だったらしい。その後、ズビンという入り江が埋め立てられたことが引き金になって衰退していき、400年という長い間なんの変化も起こらず、産業革命のときも影響を受けなかったために、街のすべてがそのまま残り、今ではその街が観光の街として蘇り、世界遺産にも登録されたということだった。

中世に思いを馳せながら歩き進むと街の中心、マルクト広場へ出た。さっそく広場の片隅のイタリアンレストランで少し早いランチを頂いた。広場は鐘楼、州庁、お土産物屋さん、レストランが並び時々観光客を乗せた馬車が通り過ぎるのを眺めながら、美味しいベルギービールを飲みゆっくりした時間を過ごす。
中世の町並みがつづく



マルクト広場のレストラン

美味しくて 毎日飲んだ、クリークビール(サクランボ)、ミケッレさんはダークビール

366段の階段はちょっときつかった。 鐘楼の階段
鐘楼からブルージュ市内全貌を臨む

住宅のいりぐち横の壁に
これは一体なんなのでしょう?
呼び鈴?

中世の頃と思われる玄関ドアの
覗き窓




3日目つづく

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