2023年10月27日金曜日

どっちが好き?

 

開いてきたよ!

昨夜は眠れず朝までウトウト、早朝、FMからヘンデルの合奏協奏曲が流れていた。最近さまざまな合奏曲を聴いて面白いと思うことは、楽器の配置によって音の響き方や曲の雰囲気が全く変わるということ。

今ヨーロッパ、特にドイツを中心としたオーケストラや合奏では2ndヴァイオリンとチェロが内側に入るスタイルが多い。また2ndヴァイオリンとヴィオラが内側に入る従来型の配置。(アメリカに多いらしい)またオーケストラでは1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンが外側に来る対面配置がある。(従来型の2ndの位置にチェロがくることもある)

好みと言ってしまえばそれまでだけれど、、何が違うかといえば、チェロが内側に入ることで各パートの音がよく溶け込み、バランスが良くなること。チェロが外側になるメリットは音の輪郭がはっきりして低音がよく響くが、そのため逆に内側のヴィオラが中音域なのでどうしても聴こえにくくなるというデメリットがある。

もう一つのメリット、プロは別として、曲にもよるが、小編成の合奏の場合一人ひとりの力量が目立ちやすい。例えばチェロパートのまとまりがなくパートが一つの楽器として聴こえてこない場合、チェロが内側に入る方がバランスが良くなり全体に馴染みやすく、聴こえにくいヴィオラが外側になることで無理なくラクに音を出すことができる。音量だけの問題ではなく、音色もその方が自然で美しい。この配置ではそんなメリットもある。

個人的な考えではあるが、演奏する曲目や演奏する人たちの意識、その時代の聴衆がどんな音を求めているかにもよると思うが、、、ふとそんなことを考えてしまった。もちろん、いろんなな考えがあって当然と思うのです。ひとりごと、、、

体調も戻ってきたので今日は久しぶりにジムへ行こうかな?

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