2013年12月27日金曜日

後ろ向きの理由

エルガーの話の続きで、どうしてブラームスやワーグナーに背を向けたくなるか。
これはあくまでも個人的な考えではあるが、、、。

ブラームス:
メジャーではないけれど当時ハンス・ロットという才能あふれた若き作曲家の卵がいた。このハンス・ロットはブラームスによって精神を病み、追いつめられ、せっかくある才能の芽を摘まれ、25才で亡くなってしまった。最近はこの忘れ去られていたハンス・ロットにも、スポットが当てられるようになり CD も出るようになってきたけれど、、、。もう少し長く生きていたらどんなに素晴らしい曲を作っていたかも知れないと思うと本当に残念だ!そんな先入観もあってブラームスを聴くと、どうしてもその問題ある性格を感じてしまう。
ワーグナー:
反ユダヤのワーグナーについては彼自身の考え方だから何とも思わないし、曲も嫌いではない。ただなんといっても同じ反ユダヤだった、かのドイツの独裁者がワーグナーを崇拝し、好んで聴いていたという事実。特に「ニュールンベルクのマイスタージンガー」がお気に入りだったということ。だから、自分から進んで聴きたいとは思わなくなってしまった。

エルガーでは演奏者にまつわる話、性格に問題ありのブラームス、そしてワーグナーを気に入っていた独裁者。一曲くらいが入っているプログラムならまだしも、この組み合わせはわたしにとっては凄すぎて落ち込みそうになるプログラムだ。

でも、そういえば、ヴァイオリンをたしなむホームズは特にドイツ音楽が好きで、小説「赤い輪」の中ではワーグナーを聴きに行こうとワトスンを誘う場面があった。ここでの曲は「ニュルンベルクのマイスタージンガー」なのか「タンホイザー」だったのか「ローエングリン」だったのかシャーロッキアンのあいだでは諸説言われている。話はちょっと逸れてしまうけれど、ホームズが使用していたストラディヴァリウスのヴァイオリンはかつてクライスラーが愛用していた楽器ということになっていて、彼はこのヴァイオリンをトッテナム・コート・ロードのユダヤ人の質屋でたったの55シリング(6万6千円あまり)で手に入れたのが自慢だったと言われているけれど、どっからこんな話が出てくるんでしょう!しばらくホームズを見てないなー。

玄関のお花も額もお正月に

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