2023年11月20日月曜日

クライバーとショルティ

葉が散り始めた。
数日のうちにはすっかり葉を落とすでしょう。
このあと今年最後の庭仕事が待っている、、、


朝、YouTubeでカルロス・クライバー指揮、バイエルン国立管弦楽団でシュトラウスの「こうもり序曲」を聴いた。序曲の中でも特に好きな曲だ。クライバーのエレガントで品の良い指揮ぶりにうっとりしてしまった。アクセントやテンポの揺れも結構大胆で切れ味が鋭いところが気持ちいい。気難しいと言われるクライバーが生き生きした表情で振っているのを見るのはとてもたのしいし、何度でも聴きたくなる素晴らしい演奏だった。

次に聴いたのはピアニストでもあるゲオルグ・ショルティの弾き振りでモーツァルトの3台のピアノコンチェルトK242。これは凄かった!オケはイギリス室内管弦楽団、ピアノがアンドラーシュ・シフ、ダニエル・バレンボイム、そしてゲオルグ・ショルティの3人。1989年にロイヤルアルバートホールで行われたコンサート。バレンボイムも、シフも若い!これを生で聴いた人が羨ましいが、今こうしてYouTubeで聴けることは本当に嬉しい!
心地よく聴こえるのはピッチが今より低い?442Hzが一般的だが、低く感じるはモーツァルトの時代に合わせた415Hzに設定しているのかも?正確なところはわからないが、半音近く低く感じる。現代の同じ演奏を聴いてみるとやはり高い、きらびやかで明るく華やかな感じはするが、聴いていてホッとするのはショルティたちの演奏だ。終楽章のバレンボイムのソロが歌い方がぞくっとするほど、鳥肌もの!3人が横並びで会場に背中を向けての演奏も珍しいがこれも何度でも聴きたくなる名演だ。

この3人の共演は今では信じられないくらい凄いことだ。
この心地よいテンポを導くショルティはやっぱり素晴らしい!
今やベルリンフィルを振るバレンボイムが
時々、じっとショルティの指揮ぶりを見ているのがなかなか面白い。

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