2016年12月9日金曜日

旅のお話3

3日目
曇り、8℃ 6時半起床
今日も寒い!
今日はルクセンブルク市内のはずれにある「ビレロイ&ボッホ」のアウトレットを訪ねる。ここへ来たからには是非とも行ってみたいと思っていた。

ルクセンブルク中央駅前
市内はメトロやトラムがなくバスやタクシーが主な交通手段。
最初は戸惑ったけれど、バスの本数が多いので慣れるととても便利。
駅前から21番バスで15分、ビレロイ&ボッホ前というバス停でおりた。

 バスを降りると目の前にビレロイ&ボッホのオフィスと工場、
アウトレットが併設されてあってすぐにわかった。

嬉しくてドキドキしながら見て回る私の様子を見ていたミケッレさん、『自分が昔、秋葉原に行った時の状態だね。その気持ちよくわかるよ!』とめずらしく理解を示してくれて、ほっ!

実家でも使っていたビレロイ&ボッホ定番のオールドルクセンブルクシリーズや

f さんが大学に入学して一人暮らしを始めた時にまず購入したのが
このツイスト・アレアのお皿とマグカップだった。
(お店の中を写真に撮るのは気が引けたので、上3枚はwebからお借りしました。)

ちなみにこちらはルクセンブルク旧市街中心にある直営店本店。本社はドイツで本店がルクセンブルクってなんだかよくわからない。このお店、中も外観も自由が丘のお店とまったく同じで錯覚してしまった。本店と同じ造りにしたのですね。

ここで購入したのはプティ・フルールシリーズの一番使い勝手の良さそうなプレート3種類とクリスマスのキャンディーボウル、今シーズン出たアマゾニアのプレートは大人っぽくエレガントな模様とビビットな色合いに惹かれ一枚だけお買い上げ〜。


ちょうどクリスマスが来ることもあって
父には東方三博士の人形(一人足りなかったけれど)をお土産に購入。

市内に戻って駅前のメルキュール・グランドホテル 一 F レストランで食事。アールデコ風の雰囲気あるお洒落なレストランでした。ビールの美味しかったこと!滞在中、ディナーに一度行きたかったー。

ホテル裏の公園


一度ホテルに戻ってひとやすみ〜。若い頃と違ってときどき休憩を入れないとね。

休憩後、ホテルから歩いて旧市街へ繰り出した。

緩やかな坂道を下ると 聖ミハイル教会につきあたる。

中世にタイムスリップしたような雰囲気のある路地

泥棒よけの柵?

聖ジャン教会を見下ろす美しい谷底のグルトン地区

要塞にはこんな穴がいくつも開けられていて
ここから外を見張っていたのでしょうか?

ボックの砲台
オーストリア軍が作った旧市街にある地下要塞跡

谷底を流れるアルム川に架かる美しい橋

旧市街には可愛らしいデザインのこんな建物も、、、

建物の一部のアップ。
なんてロマンティックな絵なのでしょう。

紳士服オーダーのお店もとてもオシャレです。
ウィンドーには傘を手にしたキツネさんが、、、


寒くて体が冷えてきたのでまたホテルに戻り、途中スーパーで買ったピザとフルーツジュースで軽くお腹を満たし、夜のコンサートに備えて充電。
 
フィルハーモニー ルクセンブルクホール( 大ホール )
プログラム
バッハ:クラヴィアコンチェルト BWV 1052
アンリ・デュティユ:瞬間の神秘
バッハ:クラヴィアコンチェルト BWV 1056
ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ

演奏:ヨーロピアン・ソロイツ・ルクセンブルク
cond:クリストフ・ケーニヒ
pf :アンナ・ビニツカヤ

バッハの2曲のコンチェルトの間にフランス現代のデュティユの曲が挟まり、最後にドヴォルザークが来るなんて、曲ごとにどうやって頭を切り替えたらいいのか、ちょっと変わった組み合わせだと思ったら、なんの違和感もなく聴けてしまった。

300年以上も前の作曲家と現代の作曲家の組み合わせとそのあとの民族的要素の強いドヴォルザークをもってくるのはどうなのって思ったけれど、こんなプログラムの構成もありなんだと聴いてみて納得。バッハの1052番の d-moll は迫力があって華やかな響きだったし1056番の f -mollは何と言ってもあの有名な2楽章のアリオーソが心地よかった。d-mollとf−mollを聴き比べるとd-mollの方が音域が低いためか、安定感があって f-mollの響きのどこかよそよそしい感じと違う温かさを感じた。d-mollのほうがすきだな!

デュティユの「瞬間の神秘」初めて聴いたけれど、ヒッチコックの映画「サイコ」の恐怖シーンを思い出してしまった。それにしてもバッハってやっぱり凄いなー、デュティユを間に入れても全く違和感なく普通に聴けてしまうなんて。

ピアニストはどの音にも色を持っていて聴いてとても楽しい、一音たりとも無駄のない音を実感した。ドヴォルザークはもうノリノリで、多分リタイヤしたヴィオラの客演らしいおじさん?なんか天つき刺すような仕草で弓を真上に向けて弾き終えていたのが可笑しくて、心から楽しんでいる様子が微笑ましかった。至福のひと時でした。

この日もホール前からバスでホテルに戻り、お風呂でゆっくり体を温め11時就寝。




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