2022年10月7日金曜日

こんな事ってあるの!

 

以前、伝言板の隅に忘れないようにと貼っていた
バッハの「ピアノ曲、BWV988」の走り書きメモ

昨夜、Eテレのクラシックテレビでグレン・グールド特集を見た。たまたまその日の朝にグールドを聴いたばかりだったからびっくり!しかも同じ映像でもちろん同じ曲。


だいぶ前にiTunesから流れる聴き覚えのあるバッハのピアノ曲(元々はチェンバロ曲)が聴こえてきた。でも曲の途中からだったこともあって、その時はBWV988がピンと来ず、良い曲だなと思って急いでメモに控えて伝言板へ貼っておいた。昨日の朝、ふと伝言板の隅に貼っていたBWV988が気になり、ユーチューブで聴いたら、なんとBWV988がゴールドベルク変奏曲だったのだ。それも聴いた演奏がグレン・グールド。響く美しさではなく、乾いた音の美しさに鳥肌がたった。ポゴレリッチも左手のタッチの強さや独特のリズム感に惹かれたけれど、グールドも特に左手の動きがまるで右手のように歌っているところが魅力。一括りにはできないけれどポゴレリッチやグールドのような個性の強い演奏になぜか惹かれてしまう。好きだなー。同じ日に2度も同じ演奏を聴くなんて、こんな事ってあるの!偶然というより神がかり的な感じがした。

ついでに伝言板のこと

この家を建てたときに手作りした家族の伝言板
子供達が学校へ通っている頃、参観日や塾の予定、結婚記念日などうっかり忘れてしまったり、配達された郵便物などすぐに見えなくなりやすかったり、返事を書かなければと思っていた手紙、バーゲンや展示会の案内状など探し回ることがある。そこで状差し付きの家族の情報掲示板を作った。家族に関わる行事の日はカレンダーにマークをし、お買い物リストや家族への伝言メモ、コンサートのチケットなどをピンで留めたり、クリスマスの頃にはボードに頂いたカードを一面に貼って楽しんだりした。
年月とともに子供達もそれぞれ家庭を持って暮らし、さっさとあちらに逝ってしまった「人」もいて私の生活スタイルは変わってしまったが、今でもこのボードはけっこう便利に使っている。状差しのKとCは私とミケッレさん(ミケッレは洗礼名)の頭文字、Fはファミリーで家族全体に関わる郵便物、Cはコンサートやシネマの情報入れ。今、FとCはお薬手帳や化粧品や食べ物の通販情報入れになってしまった。武骨な作りの伝言板ももう30年以上使っているが、ないと困るボード。

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