2020年7月25日土曜日

シューマンのシンフォニー

このところ夜も蒸し暑い日が続き、寝つきも悪くて夜中に何度も起きてしまう。ふと目が覚めて時計を見るとまだ夜中の12時半だったり、眠れずにラジオを聞いたりすると余計に眠れない。結局、朝4時頃に起きてしまった。
でも、今日は教会のお掃除当番でいつもなら自転車なのだけれど、雲行きの怪しいお天気だったので歩いて行ったり、買い物など外の用事もちょこちょこ出歩いたので今日は眠れるかも、、、

午後、「気まぐれな夏の便り」を書きながら、ダニエル・ハーディング指揮でシューマンのシンフォニー第2番を聴いて過ごした。
2番の3楽章がこんなに魅力的だったとは思わなかったので今日は得した気分。シューマンを得意とするハーディングの解釈とベルリンフィルの演奏だったと言うのもあるかな?マーラーの5番のアダージェットを初めて聴いた時くらいの感動だった。去年訪れたライプツィッヒのシューマンが新婚時代過ごした家を思いだしながら聴いていたが、この曲はシューマンが晩年に過ごしたボンで何度も精神錯乱の発作を起こして作曲ができなくなったりした中、数年間の束の間の回復期にこの2番を作曲。メンデルスゾーンの指揮で初演されたというのも何かとても感慨深いものがある。結局、ライン川に入水自殺を図ったりしたほど重い症状だったらしく療養先のサナトリウムでそのまま息を引き取ったシューマン、46才なんて若すぎる。

去年ライプチィッヒの本屋さんで求めたカレンダー
たまたま今月のカレンダーがシューマンさんでした。

3楽章が出来上がって奥さんのクララにピアノを弾いて聴かせ終わった時、シューマンは湧き上がる感情に涙したとある。この後しばらく作曲できなかったそうだ。苦悩の楽章なのだけれど、冒頭からヴァイオリンの切なく美しいメロディーに涙が出そうになった。ロマンティックな人だったのですね〜。きょうは心豊かな時間を過ごせた。

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