2016年2月15日月曜日

あるピアニスト


ジムの帰りに立ち寄った本屋さんで、ガスパール・カサドと結婚した原智恵子のことを書いた音楽雑誌の記事が目にとまった。ずいぶん前に友人に勧めで「伝説のピアニスト・原智恵子」の伝記を読んだことがあったからだ。日本人ピアニストの草分けとして、ショパンコンクールに初めて入賞し、戦前戦後にかけて欧米で活躍した原智恵子(1914~2001) の波乱万丈な生涯に感動したものだった。

13歳でパリに留学した原さんは青春時代をヨーロッパで過ごしたが、日本人と結婚し、二人の男の子に恵まれ、その長男のかたが、今回音楽雑誌の記事を書いた中村紘子と同じマンションに住んでいたとはびっくり!子供時代は中村紘子と偶然同じ小学校に通っていたり、晩年体調を崩したお母さんをフィレンツェからこのマンションに引き取とったりといろいろ繋がりがあったようだ。
今でこそ簡単に海外留学できる時代だが、当時は大変な苦労だったでしょうね。クリスチャンディオールのドレスに身を包んだコンクールの時の原智恵子の演奏がどんなだったか聴いてみたかった。持っているCD は1962年に帰国演奏した時のショパンのコンチェルトNo.1が収められている。今晩、しばらくぶり聴いてみようかな?

第3回ショパンコンクール( CDより)

プレイエルのピアノで演奏する22歳の原智恵子(1937年)
審査員が後ろ側に座っているなんて今では信じられない!

週の始まりのお弁当



*椎茸&鶏そぼろ(ご飯)
*塩鮭
*ネギ入り卵焼き
*ひじきの煮物
*黒豆スティック
*ミニトマト
*ピーマンのめんつゆ煮
*エリンギのバター炒め
*キウイ





昨晩、かつて我が家にお稽古に来ていた T さんのお母様から、息子さんが大学の卒業旅行でヨーロッパに行くので、ウィーンのコンサートホールの情報が知りたいと電話があった。こうして大人になってもずっと音楽が好きでいてくれて嬉しい!ときどき T さんの様子は耳にしていたけれど、きっと立派になられたことでしょうね。

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