2013年7月10日水曜日

似ているって?!

最近、土屋賢二の「教授の異常な弁解」というちょっと面白い本を読んでいる。
先日、クスクス笑いながら、『似ているよ!』と私に向かって話すミケッレさん。
何がそんなに似ているのかしら?とページをめくってみる。

内容は、土屋先生が英語力の乏しい奥さん(実際は違うと思う)と 以前、泊まったことのあるロンドンのホテルでのこと。そのホテルの窓から見える教会の景色が気に入って再び訪れたのだ。

(一部かいつまんでお話しすると)
奥さんが、従業員にドアのチェーンが壊れていること言うと、ここはケンブリッジだから大丈夫、安全、と言われ『私は女です。そしてわたしは危険です』すると従業員が、危険な女性だったら心配ない、と返事が帰ってきた。
また、部屋の窓から教会が見えないので『この部屋には教会がない 見よ、見よ。窓は。教会はノー』するとなんとか教会が見えないことが伝わったらしく、教会の見える部屋を望んでいるのだったら、予約の時に言ってくれれば良かった。と言われ、極めつけの返事が『私の予約はとても早い!』つまり早い時期に予約をしたのにと言いたかったのでしょうね。
フレンチローズ:ロソマーネジャノン
山吹色から濃いピンク色に変化するアンティークな色合いの薔薇

読んでみて、ミケッレさんが言った意味が良くわかった。冷や汗のわたくし!思い返してみると、海外へ行くと私は人格が変わってしまう。似たような話は沢山あるのだけれど、近年の出来事の中で思い出すのは、一昨年、友人と海外に旅行した時のこと。

泊まったホテルの部屋の鍵をうっかり部屋の中に置いたままドアを閉めてしまった。慌てて一階フロントカウンターへ行き、身振り手振りで、「ルームナンバー〇〇、ルームキー、インサイド、プリーズ!』とか何とか言って、分かってもらおうと必死に思いつく限りの単語を並べてみる。するとフロント嬢は慣れたもので、すぐに理解してくれ急いで部屋に戻るように指示され、行ってみるとまるで手品の早業のようにすでに部屋は開けられていて、部屋の中にはホテルのスタッフが笑顔で立って待っていた。そして無事に部屋の鍵を受け取ることができたのである。(この間、ものの1、2分の出来事だったと思う)スタッフにお礼を言い友人と二人ほっ!としたものだった。旅をすると開放感からか ”恥ずかしい” という言葉が私の辞書から消えるのである。

旅の恥はかき捨てというが、行った先の国に対しての最低のマナーだけは守りたいと思う。二人で旅をすると何かハプニングがあったときでも、どちらかが冷静でいられることがいい。このときは友人が落ち着いていてくれてとても助かった!

トム君とよんでいるとても人懐っこい
ノラネコちゃん

土屋先生のユニークな画
本からお借りしました。

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