2024年10月28日月曜日

旅のお話2

10月11日(2日目) 快晴 14°C

早朝、クロアチアとウィーンを旅行中の友人(夫妻)から連絡あり。
この後帰国とのことだったので、こちらから最寄駅まで出向いて
ホテル前の公園で記念写真を撮りました!
お会いできないと諦めていたから思いがけずの嬉しい時間でした。

公園内にブルックナーの像を見つけて撮っていただきました。

友人と別れたあと旧市街へ出る。
ウィーンでは真っ先に行くところが決まってシュテファン大聖堂。
ここへ来ないと旅が始まらないのです。

初日ということもあり、少しでも体を慣らすために、無理せずのんびり市内散策したり、カフェでゆっくり過ごしたり、夜に開催されるオペラ座でのモーツァルトのオペラ、ドン・ジョバンニに備えて疲れないように過ごそう。

12世紀から何世紀にも渡って建て替えが繰り返され、今の形になったシュテファン大聖堂は何度見ても圧巻!地下鉄シュテファン側出口をエスカレーターで登り切るといきなり巨大な大聖堂が目の前に現れる。以前 fさんはあまりの大きさに『ムダに大きい!』と圧倒され、笑うしかないと言った。決して無駄ではないけれどね。

中に入ると厳かな気持ちになる。
可哀想な死を遂げたモーツァルトのお葬式が
教会の北側にある十字架礼拝堂でひっそりとはいえ
このシュテファン大聖堂の中で見送られたことがせめてもの慰めになった。
あの美しいレクイエムのメロディーがずっと頭の中を巡っていた。

3日目に再び訪れた時のシュテファンの北側
ウィーンの紋章、双頭の鷲のモザイク屋根の十字架礼拝堂

少しの間、椅子に腰掛けて一息つく。
そして無事に来れたこと、これから始まる旅の安全をお祈りしました。

外へ出ると教会の横には秋色一色のフラワーショップがあった。

このグロテスクな玉ねぎのような植物はなんだろう?

よく見るとおしゃれなリースもたくさん売ってましたよ。

その横にはベビーショップ、可愛いけれど好みもあるから見るだけ〜

来ました!アウガルテンショップ。

アウガルテンの秋色にディスプレーされたショーウインドウ
ドイツのマイセン、オーストリアのアウガルテンと言われるほど高価な食器。
訪れるたびに一脚ずつ購入していたが円安の影響でますます手が出ない。
今回はペーパーナプキン数セットのみ購入。

グラーベン通りのペスト記念柱を通りすぎ、
この通りはいつも観光客がいっぱい。

大好きなユリウスマインルへ
初めての国ではないので今更「お土産」でもないし、
家族にのみメランジュ用のコーヒーとチョコレートを購入。
確か去年もここのバナナの前で写真を撮ったわ。

なんてカラフルなお野菜たち!
このビタミンカラーを見ていると自然と元気になるワ!

少し疲れたので、、

ユリウスマインルの通りをホーフブルク宮殿方向に歩いてデメルに入ってひとやすみ。

フルーツタルト&ダージリンを注文

芸術品のようなタルト
赤スグリ ・ブラックベリー・いちご・キウイ・オレンジなどのフルーツが贅沢なほど
たっぷりと乗ったタルト。もちろんすごーく美味しい!
ゆっくり味わいながらいただきました〜

夜のオペラに備えて一度ホテルへ戻り休むことに、、

通りにはショパンが住んだ建物にプレート表示がある。
当時ウィーンではあまり評価されず挫折を味わったショパン
政治的な背景とポーランドの民族的な音楽に対しての抵抗があったようだが
何にしてもよそ者のショパンにとってはきっと辛く居心地が悪い街だったでしょうね。
今はファッションビルになっている。

さぁ、急いでホテルに戻りましょう〜

ホテルで 瞬く休んで、夕方少し早めにオペラ座へ。

オペラは平土間で聴くより、ボックス席が好き。今回も奮発して242ユーロの2階中央寄りのボックス席のチケットを購入。舞台はよく見えるし、音も良いしで申し分のない席だ。オペラ座では何度かオペラを聴いているが、初演されたこの曲を生で聴いたのは、2001年に友人と聴いた時以来。今と違って、チケットはネットで買えなかったので、ミケッレさんに電話予約をしてもらった。

今回古典的な衣装ではなく、舞台も服装の現代風な演出。
約3時間半近くのオペラは時差もあって、途中から睡魔との戦いになってしまった、、、

でも、内容が面白いので船を漕ぎながらも休憩まで何とか頑張って聴き、😅

やっと休憩〜
オレンジジュースで少し眠気を覚まし〜 再び会場へ。

コンサートに出かけるということは、聴くだけではなく休憩時間や始まるまでのちょっとした時間に軽く飲んだり、おしゃべりしたり、この空間を楽しむ。いわば大人の社交場としての文化が根付いているということがよくわかる。羨ましいな〜

室内楽やオーケストラもいいが、オーケストラや歌手、舞台美術、衣装などが楽しめるのも総合芸術のオペラの醍醐味。最後まで何とか眠らずに聴けて、素晴らしいオペラに大満足の夜でした。

2005年に訪れたローラウ村にあるハイドンの生家に展示してあったオペラのジオラマ
イタリアのフィレンツェ発祥のオペラは、18世紀当時のオーストリアではまだ2管編成にもなっていない弦楽器と数本の管楽器、チェンバロの小編成だったことがわかる。

ホテルに戻り、ゆっくり湯船に浸かり、コンサートの余韻に浸る。

夜、目が冴えてしまって今度はなかなか寝付けず、結局気になっていた大リーグをユーチューブで見始めたらますます寝られず!朝方やっと就寝。充実の一日でした。

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