2024年6月8日土曜日

ハイドン


5年前、手のかからないバラだけを残して半分以上リストラ。
少し寂しい庭になってしまったけれど、
それでも一年中で一番バラが美しく咲くこの季節が好き!
庭で摘んだバラを部屋の中で楽しみます。

早朝、FMからパーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツカンマーフィルの演奏でハイドンのシンフォニー103番「太鼓連打」が流れてきた。パーヴォ・ヤルヴィが 2019年にスタートしたロンドン交響曲集12曲の録音プロジェクトの最初に選んだのがこの曲。個人的には何と言っても個性的なアーノンクールの演奏が好きだけれど、パーヴォの演奏もモダンで特に終楽章のノリノリのテンポ感とティンパニの連打の盛り上げ方がとても魅力的。

たまたま昨日はYouTubeで2012年のプロムスでベルナルト・ハイティンク指揮、ウィーンフィルの演奏でハイドンのシンフォニー104番「ロンドン」を聴いた。ハイティンクのおおらかで品の良い指揮と演奏が心地よくて、とうとう最後まで聴いてしまった。目をつむって気持ちよさそうに指揮するハイティンクとまるで一つの楽器のように聴こえてくるオケ。

YouTubeでしかもこんな小さなスピーカーから聴こえてくる
ハイドンに感動してしまった。

両者の演奏を聞いて思うことは、たとえ、多少の音程やリズムのずれがあったとしても、きっちり寸分も違わず、ある意味機械的にピッタリあっている演奏より、曲の流れや指揮者の意図や感情がそこに伝わっていれば聴く人にちゃんと良い音楽が伝わるということを教えてくれる素晴らしい演奏だった。


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