朝 6 時、
鼻歌を歌いながらまだ雪かきしていない新雪の上をザッ、ザッ、と雪を踏みしめて正面通路から入ってくる人がいる。最近、決まってこのくらいの時間に敷地内に入ってくる、洗面所のステンドグラスからぼんやり姿が見えるが、窓に顔を近づけて覗き込むのも気がひけるのではっきり顔を見たことがない。背格好からたぶん私と同じくらいか、もう少し若そうな感じの女性。
窓に近づくとこのくらいは見えるが、、
朝、私が顔を洗う時間と重なる事が多く、時々この窓から見かける。最初は不審者かと思ったが、その訳がわかった。ビラ配りをしているのだ。プラスティック製のポストだから投函した音は聞こえないが、ある時彼女が立ち去った後にひょっとしたら、と思ってポストを開けたら、チラシが入っていた。彼女はビラを配るアルバイトをしていたのだった。それも歌いながら楽しそうに、、、おそらく日中は仕事があって、朝の早い時間しかアルバイトの時間が取れなかったのでしょう。
あの楽しそうに鼻歌を歌いながらアルバイトをするなんて、一体どんな人なのかチョット想像してみた。きっと家でも好きな歌を歌いながらいつも明るく暮らしている心の優しい女性なんだろうと思ったのでした。
すこしは私も見習わなければ、、、
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