お昼過ぎ、家族で義父の家を訪ねた。ふるい日本家屋の茶の間から眺める小さな庭。垣根からはみ出しそうなほど大きくなったしゃらの木や木瓜がちょうど日差しをさえぎって涼しい。義父はテレビを見ながら、戴いたという高級なエシレバターを『普通のバターと変わらないね。』なんて言いながらクラッカーにつけて食べていた。私たちはマントルピースの亡き義母の遺影に花を添え、手を合わせ、皆を見守ってくれるようお祈りしてきた。スープの冷めない距離のところに住んでいる私たちだが、やっぱりいろいろ心配になる時がある。それでも今も現役で仕事を生きがいにしている義父には出来るだけ長く仕事を続けてもらい、元気でいてくれるようにと思っている。帰る頃、普段おべんちゃらを言わない義父が、私たちの浴衣姿に何か言わなければと思ったか、『涼しそうだね』とニコニコしながら、気を使っていたのがなぜか可愛らしく感じた。
義母の好きなピンクのデンファレがなかったので、代わりにピンクのトルコキキョウ
淡いピンクのユリ、真っ白のカーネーションを合わせて。お重に詰めたお煮しめも一緒に持って。
人に着せるのって本当にむずかしい!
形悪くてごめんねー。
昔祖母が仕立ててくれた浴衣を m さんに
スワトウの夏帯とあわせて。
絞りの浴衣に母の草木染めの
帯を締めて。
帯がマガッテルー!
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