雨が降らないうちに、
墓地に向かう参道のあちこちに
スミレが咲いていた。
帰り道、坂の途中にある神社境内では八重桜が満開だった。
桜の散る頃、誠実で優しいミケッレさんが静かに逝った。
病気が見つかったのは、奇しくも桜が満開の頃だった。それから4年の闘病生活。
まだ60代、、、そんなに早くに居なくなってしまうとは想像すらしていなかった。
今もまだ旅に出ているような気がする、、、
そんな悲しい出来事から3年が過ぎ、4年目を迎えた。
コロナ禍で、子供達にはそれぞれの地でお祈りをしてもらい、
私一人お墓参りをしてきた。
少し前にもにも同じようなことを書いた気がするが、ミケッレさんの死が教えてくれたことは、不幸は深い悲しみだけには終わらないということ。不幸さえ癒してくれる周りの人達の優しさの発見は私のかけがえのない宝物として、心の宝石箱に大切にしまってある。
その優しさに支えられながら、私はほんの少し乗り切る強さを身につけたように思う。
今、子供達、友人、周りの人達からいただいた優しさを、それを必要としている人へバトンタッチしていけたら、、、とそう思えるようになった。カナ?
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