9月4日のアントン・ブルックナー生誕200年を祝うため、7月11日にリンツのザンクト・フローリアンでブルックナーのシンフォニー9番の撮影が行われた。この日、97歳の誕生日を迎えた指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットさんにバンベルク交響楽団からサプライズの音楽と花束がプレゼントされた。静かに演奏に耳を傾けるブロムシュテットさんのその表情からにじみ出るお人柄にこちらまで涙が溢れそうになった。
ブルックナーの生誕祭に放映される特別な日に演奏で一緒に過ごせることは光栄で嬉しいと話された。この日はいわばダブルバースデーとなった。
以前 、TVでブロムシュテットさんのスイスでの暮らしが放映された。敬虔なクリスチャンのブロムシュテットさんは長い間、亡き奥様の介護をされる様子や、アルプスの見える自室で毎朝の日課になっているスコアの勉強をされる様子が映し出された。勤勉なお人柄と優しさに溢れた素晴らしい指揮者だとその時感じました。そして、今もこうして世界のオーケストラから信頼され、97歳とは思えないほど精力的にコンサートを続けている。これからもまだまだお元気で指揮者として世界中の人たちに感動を与えてほしいですね。
今もパイプオルガンの真下に眠るブルックナーの聖地として有名なザンクトフローリアン←(クリック)はミケッレさんや子供たちと何度か訪れた思い出の地。9月4日はザンクトフローリアンで終日コンサートが行われるようだが、ミケッレさんが元気だったら迷わず聴きに出かけたでしょうね!
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