2024年7月19日金曜日

セピア色の

 

長い間空き家になっていた祖母の家の解体が始まって4日目。作業している方が2階に部屋から見つけたという義両親の結婚式当日のセピア色になった写真を持ってきてくれた。なぜか半分切り取ってある。若く美しい義母と当時としては長身の義父。緊張しつつも嬉しそうな初々しい二人。

時は過ぎ、私たちの結婚式では私の着たいデザインのウェディングドレスもあったが、義母の要望もあり、義母のドレスで式を挙げた。まだ細かった私は小柄な母のドレスを着て(裾だけいっぱいに伸ばし、それでも足が出ちゃったけれどネ)義母がとても喜んでくれたことは良かったと思っている。それにしても私もミケッレさんも若いこと!そして今や私の体型はどんどん横に広がって〜!

そうして、またまた時は過ぎ、mさんの結婚式には念願のウェディングドレス(コンサートにも着られるように)を仕立てた。いつかはそのまた子供達が着てくれたらと思うのは私の勝手な思いだけれど、今だからわかる義母の着てほしいという気持ちが、、、

2018年
mさんのウェディングドレスのできるまで

仮縫い
二人で考えたクラシカルなデザイン

本来、教会では肌を見せてはいけないので袖をつけることにした。
そういえば、昔ミラノの大聖堂にノースリーブで入ろうとした私に
何か一枚羽織って入るように言われたことを思い出した。

シャンパンカラーのシンプルなドレスが出来上がりました〜
mさんも満足満足!

そして、コンサートでも着用できるようにといくつか提案していただきました。

大きなリボンを横に結んだデザイン

刺繍いりチュールレースのスカートを巻くスタイル

シンプルにベルベットのリボンを結んで

小花模様の刺繍が施されたチュールレールを巻いて

ドットの刺繍のレースを巻いたスタイル

後ろはドットのチュールレースを大きくリボンにして
何通りにも提案していただいて本当に感激!
そして母娘で夢のような楽しい楽しい時間を過ごしました。

あれからもう6年が経ち、mさんも2児の母親。
いつの間にか逞しい母親になり、今や子育てに追われる日々を送っている。

思いがけず見つかった義母のウェディングドレスの写真からmさんのドレスまで
様々な思いが走馬灯のように懐かしく想い出されたのでした〜。

0 件のコメント: