しばらくぶりにヴィヴァルディのミサ曲、グローリアを聴いた。この曲を初めて聴いたのは高校3年のころ。ちょうどイ・ムジチ合奏団の「四季」を音楽鑑賞で聴いたばかりのある日の放課後、音楽室で見つけたミサ曲「グローリア」のレコードを同級生と二人で聴いたことがあった。宗教音楽なのにとても華やかな曲だなーと思ったのが最初の印象だった。今あらためて聴いてみるとなかなか魅力的な曲だ。
ついでに何年も聴いていないコンチェルトグロッソop.3-11をしばらくぶりに聴いた。バッハがヴィヴァルディの協奏曲に興味を示してオルガン曲に編曲したというほどバッハにとってヴィヴァルディの音楽がとても魅力的に映ったのでしょう。そう考えるとあの偉大なバッハに影響を与えたヴィヴァルディってすごいと思う。
この懐かしいコンチェルトグロッソはチェロを初めてまだ半年くらいの頃に合奏でやることになり、なかなか上手く弾けずにとても苦労した思い出がある。なにしろやっと弓を持てるようになったくらいだった私に先生は無謀にもソロ部分を与えたのだから、、、この時は本当に泣きたくなるほど、死ぬほど練習した。今になってみるとそれも懐かしい想い出。
左上:ムラーノ島へ向かう船からサンマルコ広場の鐘楼が見える。
右上:夜のサンマルコ広場の入江に微かに美しいオレンジ色の街灯が見える
が上手く映らない。
下:ヴィヴァルディゆかりのピエタ寺院で開かれたヴェネツィア合奏団の「四季」のコンサート。演奏を終えたばかりのヴァイオリン奏者が階段を降りてきました。
昨日、ベネチアで観光バスが崖から転落したニュースが飛び込んできたり、観光客が増えすぎてオーバーツーリズム抑制のために改札を導入したり、世界が狭くなって、どこへでも行きやすくなったのはいいけれど、こんなことがあるととても切ない気持ちになる。
ついでに、、
上:クレモナのヴァイオリン工房
下:ヴィヴァルディと同時代に生きたストラディッヴァリウスの墓
座ってよかったかしら?
下:ヴィヴァルディと同時代に生きたストラディッヴァリウスの墓
座ってよかったかしら?
ヴェローナのロミオとジュリエットのベランダ
左:ベランダで大騒ぎをしている東洋人のおばちゃま達がいて幻滅!
右:結局、入口で記念写真を撮る。
ブッセート近郊のロン・コーレ村に残るヴェルディの生家
観光客も村人もいない静かな村ロン・コーレ。この家の前に小さな教会があり、教会入り口を入ったところに置いてあったアップライトピアノは象牙の鍵盤がすり減り窪んでいた。ヴェルデイもこのピアノを弾いたと思うと感慨深いものがあった。
深く印象に残った場所だった。
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