デルフト焼き風のタイルとCOMO 社のシンクカタログ
家を建ててから30年余り、長く暮らしていると家のあちこちに不具合が出てくる。特にキッチンの水栓やカウンターのヒビなど、あちこちに劣化が見られ、気分を変えたいこともあり、キッチンの一部リフォームしたいと長い間考えていたが、なかなか相性の良い業者さんが見つからず、今回やっと辿り着いたのが市内の大手建築会社さんでした。
大手建築会社は少し割高になっても今後のメンテナンスを考えたとき対応がしっかりしていて手早く、あらゆる要望に応えてくれて心強いこと。その分こちらがしっかりとした考えを持っていなければならないが、メンテナンスを買うと思えば高くはない。
お任せにしてしまうと大きく予算を超えてしまう可能性があるので最初に予算をはっきり提示する。ここを曖昧にしてしまうとトラブルになりかねない。
こちらが納得できるまで打ち合わせ回数を多くしてくれる事が大事。
それと完成日をはっきり決めること。大体遅れることが多いので余裕を持って決めること。
とりあえず自分で下手でも図面を書いてみる。そして自分の好みの方向が決まったら、その要望を伝える。(タイルの色や好みのシンクの会社など、、)今回はシンクの位置を変え、人造大理石のキッチンカウンター部分を全面変えるとなると予算オーバーにもなるし、シンクにする箇所のカウンターを一部をカットして、現在のシンク部分をタイル張りにして素材を変え、シンクを挟んでカウンターが2つに分けられることで使い勝手が良くなる。はず、、シンクと後ろのガス台とも少し近くなり、一挙両得感あり。
シンクはずっとデザインの良いアメリカ製のコーラー社が気に入っていたが、変形強度、耐摩耗性、食器を落とした時に壊れやすいなどのマイナス面があった。すべての面をクリアしたのが日本製のCOMO社だった。(業者さんは手持ちの情報のみで進めようとすることが多く、意外に知らなかったりすることがある。)カラーも豊富で食器に優しくガラスコーティングしているのでステンレスよりはるかに強く、コーラー社のホーローに比べても強度がある。ステンレスのように曇ったり黒ずんだりが無い。デザイン性を重視するあまり使い勝手が悪く実用的でなかったり、価格もそれなりに高かったりするとつまらないし、暮らしが楽しめなくなる。毎日使うものだからお手入れが簡単でデザインもいいのが一番。価格的、デザイン性、機能性にも優れているのが日本製だったということになる。
次にタイルだが、取り寄せしたデルフト風の7枚のタイルは白いタイルを貼った中にアトランダムにポンポンはめ込む。ただタイルが薄くて強度に心配があったが、クッション材のようなものを土台にして貼るといいらしいのでそこは解決。
シンク下の扉は多少かかっても造作してもらう。食洗機も調子が悪いし、人数も減ったこともあり、いっそワンサイズ小さいものに変える。現在使用の食洗機は機能面で使いずらく、これもショールームを見て使い勝手の良いものを選ぶ。
昔、ベネチアのムラーノ島に行った時、ベネチアングラスのお店に入ったら、値段の高いお部屋から順番に安いお部屋に案内されたことがあった。それと一緒で誘導されるままズルズル行くといつの間にか高い見積もりになってしまう。耐久性なども考え、使うのは自分ですから意志を強く持って絶対にのらないこと。ただ一番安くしてしまうとそれなりになってしまうので中級のクラスでいいと決める。
今回、一級建築士でインテリアの知識も豊富なハツラツとした可愛らしい女性が担当だったこともラッキーでした。
結果、人任せにはせず、できるだけ自分で調べ、納得のいくキッチンにできるようにこちらも勉強しなければ、ですね。
最近思うことは、建築の世界にも◯ニクロのような業者さんがあったら、と。(近いものもあるがちょっと違う)素材も比較的よく、丈夫で長持ち、価格も安く、デザインもまぁまぁ、そしてどこにでもあるそんな業者さんができたらいいなぁ、、
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