昨日から床を磨いたり、家中の窓を拭いたのでピカピカになって気持ちがいい。
長い間に庭の景色も少しずつ変わり、この家に住み始めた30年前に植えたブナの木が数年前から傷みはじめ、昨日とうとう伐採してしまった。ブナの木が芽吹く新緑のころが一番美しく、大きく伸ばした枝がさやさや風に揺れる様子を眺めるのが好きだった。
植えた理由の一つは芽吹き始めの透明感のある葉の美しさともう一つは単純にホームズの事件簿の中で「ぶなの木屋敷の怪」が好きというだけで植えてしまった。
冬芽から葉を覆っていた表皮を脱ぎ、芽吹いた柔らかい葉。
一年の中でこの瞬間が一番きれい!
もうこの美しい木を見られないと思うと少し淋しいけれど、家族が一緒だった頃、木のそばにテーブルを置いてバーベキューしたり、夏の日の夕涼みや親しい友人家族とガーデンパーティーをしたり、飼っていた猫のチョロくんが木の根元でお昼寝したり、子供達は木の周りで鬼ごっこ、ミケッレさんとmさん父娘でテーブルにペンキ塗りしたりなど、今では懐かしい思い出。そう思うといつも大きなぶなの木の下が家族の憩の場になっていた。
ぶなの木さんに感謝、そしてありがとう。
(ぶなの木の写真探し中)
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