昨夜、インターネット配信でベルリンフィルのライブを聴いた。
プログラム
オルガ・ノイボット <ヒップグリフのためのキーフレーム>世界初演
アントン・ブルックナー4番<ロマンティック>第2稿ノヴァーク版
指揮:ヤクブ・フルシャ
オルガ・ノイボットの曲はオケとカウンターテノール、少年たちのコーラスが加わった前衛的な曲だった。作曲家によると絶望と苦痛に満ちた世界で自由な魂であり続けるための努力を表現しているとあるけれど、40分近い演奏が更にながーく感じる捉えどころのない無調整感覚の音楽に感じた。そして、延々続くカウンターテノールの声にも疲れてしまった。後半に出てきた少年たちの優しいコーラスでホッとする場面もあったが、私の中には入ってこない音楽だった。それにしてもこんな難しい曲を子供達がしっかり歌っているのにはただただビックリ!少年たちのコーラスにブラボー!
ブルックナー4番はデニスラッセル・デイヴィスやパーヴォ・ヤルヴィ指揮などのCDで聴いてはいたが、(その頃はミケッレさんに聴かされていた?)今まで聴いていた4番とは少し解釈が違っていて新鮮だった。ブルックナーのシンフォニーの中では短く(と言っても1時間ちょっと)、所々でロマンティックなメロディが出てくる親しみやすさもあって好きな曲だ。正統的な解釈とは少し違った感じだけれどフルシャの指揮は隅々まで神経が行き届いていて品性があって、いっぺんにファンになってしまった。弦楽器も気持ちよさそうに弾いているし、きっとオケのメンバーの信頼も厚いんでしょうね。
私の中では昨日の演奏は一番しっくりくるものでした。デニスラッセル・ディヴィスを聴いたのは随分前だったから今聴けばまた違った印象があるかもしれない。指揮者で作風が変わるのは本当に面白い。
今年3回目、、、
鉢で育てているアプリコット色のオールドローズ
アレンウィックキャッスルが咲いた。
3回目ともなるとかなり小ぶり、まだ4コ蕾があるので咲くのが楽しみ。
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