土曜日の楽しみは、、、
BSの「ポアロ」に始まって、BS日テレの「小さなイタリアの村」、そしてネット配信でベルリンフィルを聴くのが土曜日の過ごし方。
今日は 6月19日のコンサートからバロックから古典を得意としているジャン・クリストフ・スピノジの指揮で
曲目
ヴィヴァルディ:アリア2曲とロッシーニの歌曲。歌:カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキー
ハイドン:シンフォニー82番「熊」
モーツァルト:シンフォニー41番「ジュピター」
スピノジの指揮は動作が大きくてまるで合唱の指揮を見ているようだ。そういえばやはりバロック古典を得意としていた今は亡きアーノンクールも同じような指揮ぶりだった。カウンターテナーのジャルスキーは無理のない自然な裏声で好感が持てるが、音の強弱がつけにくい裏声をずっと聴くにはけっこう忍耐が必要。
ハイドンはやっぱり好きだなー!オックスフォードや太鼓連打など魅力的な曲が多いが、たぶん2管編成のシンプルさと、スピノジのテンポ感やメリハリの効いた音作りが気持ちいいのでしょう。特にティンパニの使い方がはっきりしていて、大好きなアーノンクールを彷彿とさせるようだった。
4楽章の前打音で始まる繰り返し出てくるパッセージが熊が歩いている様子を想像させるからというので「熊」の副題がついたとか、、、でもハイドンがつけたわけではないらしい。飛躍し過ぎかもしれないが、どこかビートルズの個性的でシンプルな和声、音作りに近いような気がした。
モーツァルトは指揮者の独特の間の取り方がちょっとした緊張感があってなかなか面白かった。聴きなれたこの曲もいつもは影から聴こてくる楽器が表に出てきたりして、こういう解釈もありなんだととても新鮮に感じた。
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