アンブリッジローズ & ノリウツギ
今、日本中どこへ行っても、どんな場所でもスマホをしている人が多くみられ、スマホの波に乗れないでいる私としてはこの光景が異様に感じて、どうにかならないかしら?と思う時がある。先日、両親のお墓参りに出かけた時のこと。実家に向かう電車に大きな荷物を抱えた小柄なお年寄りが乗ってきた。揺れる電車、小柄でつり革につかまるのが難しいそのお年寄りの目の前でスマホに夢中で気がつかない様子の若者たち。気がつけば席を譲っていたのかもしれないが、夢中になりすぎて周囲に目がいかないのはちょっと考えもの。せめて電車やバスのような公共の乗り物では緊急時や必要以外は控えたほうがいいのではと思っている。その若者達に一言声をかける勇気がなく「ためらった」自分を反省した。
少し話が違うが、ヨーロッパなどの旅先で幾度となくすがすがしい光景を目の当たりにすることがある。地下鉄でも電車でも足元のおぼつかないお年寄りや体の不自由な人が乗ってくると、ごく自然にさっと席を譲ったり、手を貸したり、困っている人がいると必ず誰かが手助けしてくれる。なんの「ためらい」もなく一瞬で行われるその行為、事が終わると何事もなかったかのように元に戻る。こんな光景に出会うたびにいつも新鮮な気持ちにさせられる。見習いたいものです。
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