大好きな指揮者、アーノンクールが5日、引退することを発表した。一度はウィーンで聴きたいと思っていたから、その願いが叶わなくなってしまったのは本当に残念だ。
今から25、6年前、初めてアーノンクールのCDを買って聴いた時の新鮮な驚きとその魅力的な演奏は今でも忘れない。アリス夫人とつくった古楽器オーケストラのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの演奏でバッハのブランデンブルグ協奏曲や管弦楽組曲のビデオは楽しくて穴があくほど見て聴いたものだ。ハイドンのシンフォニー『太鼓連打』などはスコア上ではティンパニの静かなトレモロで始まるところをアーノンクールはいきなり2分音符と4分音符の組み合わせでしかもフォルテで打たせるところなんかは圧巻。聴いていてその小気味よさがアーノンクールの魅力だと思う。今日はショックで眠れそうにない。あー寂しい〜。見たかったー、聴きたかったー。
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