6時半起床。曇り時々雨
この日はシテ島地区中心にポンピドゥセンターやパッサージュなどをまわる。4日目ともなると、f さんや m さんはさっさと電車に乗り降りできるようになり、行動が逆転してきた。おみせに入っても『Bonjour!ボンジュール!』も自然に出てくるし、若いひとの順応性ってすごいなーと感心してまう。さっそく今日もサン・ラザール駅から始まった。『7つ目で降りたら乗り換えだからね!』と f さん。ポンピドゥへ行く途中に石鹸や犬猫グッズショップのお店があるというので寄ってみることに。
「ラ・メゾン・デュ・サボン・ド・マルセイユ」はマルセイユの石鹸屋さん。
かんきつやハーブ、スパイスなどの香りがお店の中に広がってとても良い香り。
ここを出てから美味しいランチのできるパン屋さんがあるらしいから行ってみましょうと探しながら通りを歩くとすぐに見つかった。明るい店内は居心地がよく奥の大きなテーブルでは学生さんたちがパンをかじりながら、パソコンを開いて勉強をしている。
ベルギー発祥のベーカリーレストラン。オーガニックを食材にしたパンを中心にしたメニューのお店。
原宿にも支店があるらしいのでいつか行ってみたいと思った。
このお店でオーガニックシロップ(ハチミツ)を二本欲しかったけれど重たいので一本だけ買う。
このお店でオーガニックシロップ(ハチミツ)を二本欲しかったけれど重たいので一本だけ買う。
お腹も心も満たされて、このあとポンピドゥーセンターに向かう。途中、犬猫グッズショップへ寄って f さんは友達のワンちゃんに色々お買い物。
変わりやすいパリのお天気、ときおり雨がポツポツ降ったりやんだりする中、ポンピドゥセンターにたどり着いた。ところがうっかりしてこの日が休館日だったことを確かめなかったので中に入ることはできずじまい。残念!この中の国立美術館が目当てだったがやむなく諦め、次回また来られることを期待することにした。ポンピドゥセンターの隣にはもうひとつパリの名所になっているストラビンスキーの広場があって、広場の真ん中に廃材を使った不思議な動く噴水の池がある。調べてみるとシャンゼリゼ劇場で初演されたストラビンスキーの「春の祭典」が当時のあまりにも前衛的だったことが、この噴水の名前に冠されるひとつの理由だったらしい。
ここからマルシェを通り抜け、ついでに王宮跡のパレ・ロワイヤル、アーケード街パッサージュを通ってぶらぶらパリの街を散策。
けっこう歩いて疲れたので、一旦ホテルの戻ることにした。片言の日本語でホテルのスタッフから「オカエリナサーイ」と迎えられほっとする。しばらく休憩した後、部屋でゆっくりしていたいミケッレさんを残し、予定にはなかった凱旋門やシャンゼリゼ通りに繰り出す。やはり人で賑わっていた。
こんなクラシックなベンツなら乗ってみたい〜。メゾン・ド・ショコラのウィンドウ。街角の花屋さん。裏通り
斬新なデザインのポンピドゥセンター
ストラビンスキーの池 ← クリック
ぐるぐる回る噴水を見て、子供に戻ったようにキャーキャー面白がる!
池の横にあるいかにもパリらしいカフェ
ここからマルシェを通り抜け、ついでに王宮跡のパレ・ロワイヤル、アーケード街パッサージュを通ってぶらぶらパリの街を散策。
マルシェのドライフルーツ屋さん・アールヌーボー様式のおしゃれな屋根・パレ・ロワイヤル:やっぱり上がりたくなる?
パッサージュのギャルリー・ヴェロ・ドダ 。 パレ・ロワイヤルのカフェ前で。パリの街並み
小雨模様の凱旋門前で・シャンゼリゼ通り・雨あがりの空に切り絵のように浮かび上がってみえるエッフェル塔。
予定にないところを歩くと、もう後は子供達について行くしかない。f さんはベンツのショールームを見たいからとお店の中をぐるっとひと回り。それからふた手に分かれてウィンドウショッピング。mさんは「モノプリ」というスーパーを見つけ、日用雑貨や食料品など、お土産になりそうなものを探す。女子はこういう時間が楽しい!一時間後 f さんと合流しておめあての高級チョコレート「メゾン・ド・ショコラ」に連れってってもらう。お店に入るとまるで " ジュモー " の人形そっくりの美しい顔立ちの店員さんが応対してくれた。試食で頂いたチョコがとても美味しく、即ここで義父と義弟、私たちのぶん 3個お買い上げ。
時間を気にしないで裏通りをぶらぶらして歩く。こういう時間はツァーなどでは味わうことのできないとても贅沢で楽しいひととき。
時間を気にしないで裏通りをぶらぶらして歩く。こういう時間はツァーなどでは味わうことのできないとても贅沢で楽しいひととき。
こんなクラシックなベンツなら乗ってみたい〜。メゾン・ド・ショコラのウィンドウ。街角の花屋さん。裏通り
まだ日も高いうちに、パリ市立近代美術館へ行きたいと思って地図を片手に探すのだけれどなかなかたどり着けない。あちこち探し回ってやっと着いた時には閉館20分前だった。目当てのフランス版画家、クロード・ワイズバッシュのエッチングが見たかった。時間もないので、係りの人に尋ねても発音が悪いのか版画家の名前が通じていないようだった。演奏している瞬間を捉えた「ヴァイオリン」というワイズバッシュの作品にはお目にかかれなかったけれど、レオナールフジタの「寝室の裸婦キキ」の抜けるように美しく白い肌のキキの絵画を見ることができただけでも行った甲斐があったというもの。f さん探してくれてありがとう、そしてお疲れ様。
あっという間に夕方になってしまったので、ホテルへ戻りお夕飯はモノプリで買ったサンドウィッチやソーセージなどで簡単に済ませ、再び夜のノートルダムへ。
パリ市立近代美術館
終日歩いて疲れたけれど、こうして大人になった子供たちとおしゃべりしながら歩くことなんてなかなかなかったので、それもまた心地よい疲れとなった。この日はぐっすり就寝。10月9日へつづく