2013年9月18日水曜日

いい天気

今日は仙台からVlaのAさんが加わって久しぶりに4人そろって練習をした。ふだん地元の3人で練習をしているので、Vlaが入ると楽しさが倍増する。

台風一過で昨日もきょうも雲ひとつない、いいお天気

きょうの練習はベートーヴェンの1番とボロディンの2番、カルテット版「南部牛追唄」モーツァルトのアイネクライネと盛り沢山。とりあえずモーツァルトで指をほぐして、ボロディンを弾いた。

ボロディンが愛を告白してから20周年の記念に愛妻に送った有名な曲。そういえばこの曲の1楽章が日本茶のコマーシャルにも使われているが、冒頭、チェロの弱々しくも美しいメロディで始まるこの曲。弱々しく弾くのって結構テクニックがいるし、意外に音程がとりずらくて余計に緊張してしまう。ここをちゃんと決めなければ、、、。

3楽章はあの有名な「夜想曲」。チェロとヴァイオリンのロマンティックなメロディの連続で、メロディの弾き方を揃えないとチグハグなことになってしまう。とくにテンポ・プリモのエスプレッシーヴォのあたりからの掛け合いはヴァイオリンと呼吸のタイミングを合わせるところが難しくて、テンポをとってくれている第2ヴァイオリンとヴィオラはきっと弾きづらいだろうな。

秋の花シュウカイドウとローズマリーを組み合わせて

ベートーヴェンの2楽章のところでは「ロミオとジュリエット」のなかの墓場の場面を思い描いて作曲したらしいけれど、この時期のベートーヴェンにしては珍しく深刻な雰囲気の楽章なのに、延々と刻まれる重く深刻な連続する8分音符が、久しぶりに4人そろった喜びからか、ノリノリのテンポで大笑いしてしまった。『皆さんの性格が明るいから』とAさん。

そのときの精神状態や健康状態で演奏にもいろんな影響が及んだりするが、カルテットをする上でハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンは避けては通れない大事な作曲家だ。

「南部牛追唄」はバロック風なところや効果的に入れた不協和音が面白いアレンジなので弾いていても変化があって楽しい。なんにしても、まだまわりの音を聴く余裕がないのでもっとちゃんと練習しなければ、、、。反省!
ナッシュマルクトの蚤の市で見つけた
手つきのコップにナエマを挿して

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