「世界で最も物議をかもしているオルガン奏者」として活躍している
1981年アメリカ、ペンシルベニア州生まれのタイラー・キャメロン・カーペンター。
2月末にサントリーホールで行われた日本初のコンサートに行った友人が興奮ぎみに電話してきた。すごいすごいの連発!何がそんなにすごいのか、素晴らしいのか、実際 演奏を聴いた訳ではないから『ふ〜ん、、、。』と結構さめて話を聞いていた。
ところが、これが本当にすごかった!個性的すぎて好き嫌いはあると思うけど、いままでのオルガニストのイメージとは全く違うタイプのパフォーマーなのだ。
クラシックだけでなくポップス、フォークなどいろんなジャンルの音楽をオルガン用に編曲して演奏している。
ジュリアード出身のこの青年はマーラーのシンフォニー(個人的にはあまり好きではない)など100曲以上をオルガン用に編曲。
まるでロック歌手のよう。スワロフスキーのラインストーンが沢山ついたTシャツ、細かい足さばきが出来るようにダンスシューズを履き、時には剃り込みの入った髪型、その出で立ちにはちょっとびっくりするが、演奏はとても魅力的だった。
人間業とは思えないテクニックや音楽的センス、テンポ感などその才能に思わず引き込まれてしまう。
ショパンの革命や黒鍵では足鍵盤だけで演奏してしまう。ベルリンフィルがほっておくわけがなく、招待されるのもよくわかる。
すごい人が出てきたものだ!
YouTube だけれど、聴いてみて友人の言っていた事が良くわかった。
実際目の前で聴いたらどんなにすごいだろう。
いつかチャンスがあったら聴いてみたい演奏家だ。
ビゼー:カルメンの主題による変奏曲(ホロヴィッツ編)
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