2012年12月3日月曜日

イヴの思い出

12月に入り街はクリスマスモード一色。どこもイルミネーションで飾られてきれい!

むかし住んだシ○ゴでのクリスマスは日本のお祭り感覚と違って、生活に密着した行事である。クリスマス・イヴは皆それぞれ自宅で家族が静かにお祝いするのだ。

なので普段にぎわいを見せている街は、ほとんどのお店が閉まっていて閑散としている。

その日ホテルは格安料金で泊まれるので、私たち家族は普段泊まれないダウンタウンの由緒ある老舗ホテル”パーマーハ○ス○ルトン”のスイートに宿泊した。
ビクトリアンな雰囲気のある広いロビーも、行き交う人(というほど広い)がまばらで従業員も暇そうにしていた。、、、とわたしにとって信じられない出来事があったのだ。

  クリスマスホームコンサートのくじ引きプレゼント準備OK !
         つぎは「プログラム」の準備

19世紀にでもタイムスリップしてしまったようなホテルの雰囲気に呑まれ、ボーっとロビーの真ん中に立っている私に、フラノのロングコートを身にまとい、ボルサリーノ風のソフト帽をかぶった背の高い素敵な紳士が私とすれ違った時、『いい匂いですね。何番?』と聞いて来たのだ!○ネル系と思っただけでもすごい!

普段は香水やコロンなどつけないのだけど、クリスマス・イヴでちょっとだけおめかししてみた私はとっさの事で、何を言われたのか頭が混乱してしまい、こんな経験をした事がないどっからみても縄文系東洋人の私は『えっ!!!』と心の準備もなく(あったらおかしいけど、、、)わけがわからず、ただニコニコするのが精一杯。

 デザートはバナナと桃入りのイチジクのコンポート

過ぎ去ってから『そうだったのか!』とまるで映画のワンシーンを切り取ったような体験。(ちょっと違う?)ミケッレさんはというと、カウンターで宿泊手続き中でこちらの出来事には全く気がつかず。今でも思い出すとちょっと嬉しい素敵なクリスマス・イヴの出来事。(その時の香水はたまたま叔母から貰ったシャ○ルのNO.19)

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