TVに映し出されたサグラダファミリア
コロナ前に訪れたとき、体調を崩し中には入らずちょうどここの位置で
外から眺めた。外観はあまり綺麗な感じはしなかったが、、、
祭壇側のステージで演奏するベルリンフィル。
天井が高いので残響音はとても長く、演奏する人にとっては演奏しにくくないかしらと、
でも、残る音にどんどんかぶさっていく音の響きが
パイプオルガンを聴いている様な荘厳な響き聴こえてくる。
ガウディは陽の入り方を計算して色を配置していったのでしょうね。
ガウディの並外れた創造力に驚かされる。
なんて温かい色
この時すでに体調を崩していたが頭の中では鳥の歌がずっと鳴り響いていた。
ミサにあずかるのも一つの目的だったが、修道院のケーブル乗り場の裏手にあるカザルスに会うのが目的だった。修道院の陰に隠れたこの場所を訪れる人はこのとき誰もいなかった。
フランコ独裁政権下カタロニア語が禁止される中、モンセラートではカタロニア語のミサが続けられていた。フランコ政権に反対していたカザルスはこの地方の民謡『鳥の歌』を演奏したことでこの歌が有名になり、その後『鳥がピース、ピースと鳴くのです』といって国連でも演奏。そして、戦争に反対していたカタロニア出身のカザルスゆかりの地としてこのモンセラートに銅像が建てられることになった。
この場所を訪れる人はほとんどおらず、記念の写真を撮りたくてしばらく待っていると、運よく中国の方が通りかかり、お願いして撮っていただいた私にとって貴重な写真。具合が悪くて前屈みの私。
一昨日のサグラダファミリアで行われたウクライナ出身の指揮者ペトレンコとベルリンフィルのコンサートは平和を祈るためのコンサートととして実現したのではないかと思う。心に刻まれる素晴らしい演奏だった。一日も早く戦争が終わってほしいと願うばかり、、、
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