昨夜8時からのベルリンフィルライブを聴いてすぐに就寝。このところ寝つきも悪い上に、夜中に何度も目が覚めて時計を見るとまだ12時だったり、、難解な曲を聴いた後だったからかな?金縛りにあった。声にならない声を出しながら、なんとなく周りを確認していたら、胸に両手を置いていた自分と自分の感覚での手の場所が全く違っていて、目の前の手を動かそうと思っても意識は自分の思っていたよりも数十センチ離れた空間にあるという変な感覚に襲われた。しばらくして元に戻ったけれど、これはもしかしたら、幽体離脱? そんなわけで?今朝も5時起きでFM軽井沢を聴きながら書いている。
パーヴォ・ヤルヴィと作曲者のエリッキ・スヴェントール、
そしてフルートのパユのホッとした表情
今が円熟期のこの3人のショットはどこかかっこいい!
エリッキ作曲の初演だった。難解で不協和音の連続でまるでダリやピカソの絵画を見ているような、でもどこか暖かさを感じる曲だった。無事に終わって3人のホッとした様子が伝わってきた。エストニア出身のエリッキという人、元はロックミュージシャンだったというから才能に溢れた人なんだなぁと感じた。フルートが声を出しながら吹いたり、音にならないような打楽器的な音を出す吹き方をしたり、こんな難しい曲はやはりパユしかいないでしょうね。まさに「ロック」を感じたのでした。
パユに曲の想いを伝えるエリッキ
ベルギーのかの有名な漫画タンタンの髪型みたいに前髪がクルッと巻いているのがまたよく似合っていてと面白そうな人、こういう感じの人好きだなぁ。
頭の中が整理されずに終わった後の曲がベートーヴェンでホッとする。ベルリンフィルのおはこベートーヴェンはパーヴォ・ヤルヴィの早めのテンポ設定で小気味良い演奏。さっきのロックな曲を無事に演奏し終えてオケも安心したのかノリノリで演奏しているのが表情に出ていて楽しい。間の取り方やメリハリの効いた演奏はさすがでした。パーヴォヤルヴィが4楽章で何度もジャンプして指揮していたのが面白かった。
演奏が終わり、オケのメンバーが無事におわったね、と互いに握手を交わす光景は見ていてほのぼのと温かい気持ちになる。いいコンサートでした。
シベリウス:シンフォニー7番
エリッキ:フルートコンチェルト<ルクス・ステラム>
ベートーヴェン:シンフォニー8番
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
オーケストラ:ベルリンフィル
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