9月3日
3日目 小雨 18℃
3日目 小雨 18℃
昨日の暖かさとうって変わって、朝から小雨模様で肌寒い。
傘をさしてホテルを出発。
ウィーン西駅から30 分ごとに出ている便利なWest bahn 鉄道でリンツへ向かう。
今回の旅のメイン、アンスフェルデンにあるブルックナーの生家を訪ねる
こととリンツのザンクトフローリアンでのオルガンコンサートを聴くこと。
こととリンツのザンクトフローリアンでのオルガンコンサートを聴くこと。
リンツの駅前から時間の無駄を考えてタクシーでアンスフェルデンへ向かう。
タクシーの運転手さんはアンスフェルデンは行ったことがないから住所を教えて
と言われ、ちょっと慌てる。
タクシーの運転手さんはアンスフェルデンは行ったことがないから住所を教えて
と言われ、ちょっと慌てる。
リンツから南へ15キロ行ったところにアンスフェルデンという小さな村があった。タクシーを待たせて小雨の中とりあえず生家に隣接している小さな教会へ
教会入り口のわきにアントン・ブルックナーと同じ名前の
お父さんのお墓があった。
中に入るとドアの横にブルックナーの出生証明書がかかってあった。
この村の中央の小高い丘の上に建つ教会の石段の下の家に1824年9月4日、アントンブルックナーは生まれた。お父さんはこの村の学校の先生で11人の子沢山という家庭で生活は大変だったようだ。父の死後この地を去ることになり、長男だったアントンだけザンクト・フローリアン修道院の聖歌隊に入り修道院で育つことになる。その環境がブルックナーにとってのちに大きな影響を与えることになった。
週末しか開いていない生家はスケジュールの都合で見ることはできなかったが、彼の生まれた小部屋にはブロンズ像があるだけらしい。でもここまで来ると聖地を訪れたという感動がこみ上げてくると同時にミケッレさんがこんな小さな村まで訪ねていたことを思うと胸が熱くなった。
雨の中、寒さとタクシーを待たせているのとで、わずか15分の滞在だったが、私たちがここまで来られたというだけで充分だった。
アンスフェルデンをあとに小雨の中をタクシーでザンクトフローリアンへ
2時30分 pm からの大聖堂でのオルガンコンサートまで少し時間があるので修道院のガイドツァーで見学。
広々したマルモアザール(大理石の間)
一万冊はあるという図書室は圧巻!
最後に大聖堂地下に眠るブルックナーの石柩を見て終了。
ガイドツァーでなければ入れない修道院の中は、静かでしかも壮麗で
見応えのあるものでした。以前も見学したはずなのにあまり記憶にない、、、
思いのほか見学に時間がかかり、コンサートまであまり時間がなかったけれど、
今食べておかないと夜まで持たないからと修道院のレストランで簡単なスープを注文。
でも、こんな時に限って時間がかかる〜😓
ブルックナーが特に気に入っていた、ブルックナーオルガンと言われるパイプオルガン。
プログラム
メンデルスゾーン:ソナタ0p.65 Nr.2 アレグロ・マエストーソ・ヴィヴァーチェ
ブクステフーデ:BuxWV208
エトリンガー:即興演奏
ブルックナー:プレリュード C-dur WAB129←クリック
バッハ:トッカータとフーガ
オルガン:アンドレアス・エトリンガー
温かく、柔らかな音色に包まれるようなオルガンの響き、確かにブルックナーのシンフォニーの響きがこの大聖堂の音響に由来すると言われているのがわかる気がした。貴重な経験でした。しばらく余韻に浸りながら、みんな大満足!
おまけ:トッカータとフーガは有名過ぎて、ある意味手垢のついた音楽と思っていたが、
演奏者のセンスなのか全く別の音楽だった。曲芸的なテンポではなく、あくまで品良く、中間音の響きをさりげなく表に出すことでこんなにも魅力的な曲だったとは!
素晴らしい演奏でした!
エトリンガー:即興演奏
ブルックナー:プレリュード C-dur WAB129←クリック
バッハ:トッカータとフーガ
オルガン:アンドレアス・エトリンガー
温かく、柔らかな音色に包まれるようなオルガンの響き、確かにブルックナーのシンフォニーの響きがこの大聖堂の音響に由来すると言われているのがわかる気がした。貴重な経験でした。しばらく余韻に浸りながら、みんな大満足!
おまけ:トッカータとフーガは有名過ぎて、ある意味手垢のついた音楽と思っていたが、
演奏者のセンスなのか全く別の音楽だった。曲芸的なテンポではなく、あくまで品良く、中間音の響きをさりげなく表に出すことでこんなにも魅力的な曲だったとは!
素晴らしい演奏でした!
修道院の門を出ると予約のタクシーが待っていた。
リンツから終点ウィーン西駅へ無事に戻り、
事前に調べた駅近くの四川料理のレストランへ直行。
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