2018年7月9日月曜日

パーヴォ・ヤルヴィ

久しぶりに聴いたN響。パーヴォ・ヤルヴィ指揮でショスタコビッチのピアノコンチェルト2番、ピアニストのトルミスのメリハリのきいた演奏もよかったが、なんといってもブルックナーのシンフォニー1番が素晴らしかった!
もしかしたら今まで聴いた中で一番好きかも。このくらい速いテンポで演奏すると重厚さは薄れてしまうけれど、かえって現代的ですっきり、あまり耳馴染みのない人でも聴きやすいのではと思った。ヤルヴィの極端なピアニッシモへのこだわりも好きだし、このくらい速いほうが曲全体の構成がよくわかって、楽しく聴ける。
みんなこのくらいのテンポで演奏したらいいのに、、、そうすれば途中で眠くならずに聴けるのに。オケの響もいいかんじ。   ミケッレさんはなんていうかな?

残りの時間は奈良の正暦寺でのポゴレリチの演奏を聴いた。
もちろん若い時のポゴレリチが好きだけれど、数年前パリのプレイエルホールで聴いた時以来、今回はどんな風に弾くのか興味津々。

曲目はハイドンのピアノソナタ、ラフマニノフの楽興の時、シベリウスの悲しいワルツなど、どれも短いもの。ヤルヴィと正反対でどの曲も遅〜いテンポ。まるでポゴレリチの話を聞いているような一音一音大切にしながらの説得力ある演奏。繊細すぎて聴き終えたら肩が凝ってしまった。ん〜んやっぱり変わっている!でもなぜか惹かれてしまう魅力あるピアニストだ。


子供達と楽しそうにパリの街中を歩くミケッレさん
2014・秋

まだ喉が痛くて声もガラガラ!

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