8月6日
メモリアルコンサート
在りし日のH 氏
シューベルトはなんでもない音型が弾きにくくて難しいから積極的に弾きたいとは思わないな。メンデルスゾーンは和音の移り変わりを楽しむといいよ。走り出したら止まらないのがメンデルスゾーンなんだよね。
奇しくもこの日の曲目がメンデルスゾーンのカルテットとシューベルトのピアノ5重奏が入っていた。以前、合奏のトップをしていただいたことがあって室内楽のいろいろ教えていただいた。
H 氏の音楽に共感できるところが沢山あって、その音楽的センスが大好きだった。
トップの後ろ姿が H 氏
(2002 の演奏会でのスナップ)
練習での休憩時間にはおむすびのトレードしようよ。と私のおむすびとH氏お手製のあぶらげと大根菜が入ったおむすびを交換。美味しかった!大根を選ぶ時は葉っぱの立派なものを選ぶのだと、、、。今では我が家の定番おむすびになっている。行きつけの居酒屋では各地の美味しい食の話で盛り上がり、美食家だったH氏。
また、 H氏がウィーン留学中によく行っていたという「青島」という中華のお店を教えていただいたこと。ここは何を食べても美味しくて、ウィーンに行くと必ず食べに行くのが西駅近くの「青島」だった。数年前、ウィーンに着いてまず腹ごしらえしましょうとお店に行ったら中は真っ暗。あとで調べたら後継者がいなくてお店を閉めたということだった。ウィーンでの楽しみの一つにもなっていたので、その時の私たちはとてもショックだった。そのくらい美味しいお店だった。
今年7月に行われた私たちのコンサートでは たまたま H氏の好きなメンデルスゾーンを2曲演奏することになり、私自身、関節炎のことで悩んだとき、心の中では密かに H氏が後押ししてくれたと感じている。
(ヴィオリストの奥様のことばをそのまま載せます。)
彼が亡くなる1時間ほど前、意識が朦朧とする中、寝ながら「せ〜の」と言って指揮したり、私の手を握りながら左の指を動かしていたり、彼は最後の最後まで音楽家であり続けました。
遠い空の向こうでもきっと素敵な音楽を奏でているでしょうね、、、。
祈り
プログラム
モーツァルト:セレナーデ13番ト長調 K.525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第5番 変ホ長調 op.44 - 3
シューベルト:ピアノ5重奏曲イ長調 D.667「ます」
帰宅したら、日中ほったらかしにされていた?
トムくんがニャーニャー言って甘えてきましたよ。
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