2017年8月24日木曜日

音楽鑑賞

コンサートから解放され練習に追われなくてすむと思ったら、急にいろんな音楽が聴きたくなって、久しぶりに音楽鑑賞三昧をしている。

インターネット配信でラヴェルのバレエ音楽、マ・メール・ロワをベルリンフィルの演奏で聴いた。エキゾチックで洗練された響きはさすが。王女が100年の眠りから覚めて王子と結ばれる場面はトップの樫本大進さんとヴィオラトップの清水直子さんの二重奏が同じ日本人として誇らしくもあり、その穏やかな響きにうっとりしてしてしまった。二人の弾くロマンチックなメロディーも甘すぎないところなんか好きだなー。こういうハッピーエンドの曲はなんど聴いても気持ちがいいものです。

次に2017年のベルリンフィルヴァルトビューネ(野外)コンサートではドゥダメルの指揮でシューマンの3番「ライン」。テーマのメロディがよほど気に入っていたのでしょう、しつこいほどの繰り返しが今まであまり好きにはなれなかったけれど、ベルリンフィルで聴くとこんなにも魅力的になるの!というくらい最後まで飽きずに聴けてしまうのもやっぱりソリストの集団だからかな、、、。もちろんドゥダメルの音楽的なセンスが素晴らしいのもあると思うけど。ワーグナーの楽劇シリーズ「ヴァルハラ城、、、」ジークフリートから「葬送」「森のささやき」。アンコールはお決まりの「ベルリンの風」、でなんとドゥダメルがコンサートマスターと入れ替わり、ドゥダメルがノリノリでヴァイオリンを弾き、コンマスが楽しそうに指揮をし、雨の中を踊り出すお父さんと小さな女の子、指笛を鳴らす人、肩を寄せあって聴く恋人たち、ビール片手にほろ酔いの人。そんな様子を見ながら、こちらもその場に入り込んでしまって幸せな気分になってしまった。

マーラーの5番をラトル指揮のベルリンフィル(インターネット配信)とコンセルトヘボー(iTunes)で聴き比べ。抑制の効いたベルリンフィルとおおらかなで清々しいコンセルトヘボー。聴いた条件が違うので単純に比較はできないが、どちらの演奏も勢いがあって流れ方が素晴らしかった。高級なフランス料理をフルコースで頂いたくらいに心が満たされた一日だった。(8月20日、日曜日)

7月に行われたナッシュのコンサート

ついこの間だったのに、ずっと前のことのような感じ。
弾きたいと思ってもそうそうチャンスのないメンデルスゾーンの八重奏曲も
弾かせてもらえたし、本当にいい経験になった。



ちょっと反省:本番では広がりすぎてお互いの音が聴こえにくかった。わかっていたはずなのに、譜面台がくっつくくらいに寄せ合って弾かないと音のまとまりが悪い。リハーサルの時にもっと位置確認をするべきだった。

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