近くの公民館で開かれたお茶会へ出かけた。
水指:玉子手、風炉先:遠山
つるんとした卵のような形がなんとも可愛らしい!
香合:四方鶴文
練り香合を椿の葉に乗せるなんて心にくい演出!
釜:透木裏鍪釜(すけきうらかぶとがま)一度聞いただけでは覚えられないわ〜。
ミケッレさんの祖父の釜が使われていた。
炉の終わりころ、暖かさに向かって火を嫌うことから、暑苦しさを感じさせないように、
火が見えないように平たい釜の羽で炉を隠すようにするのだそうだ。
繊細な鋳肌が特徴の祖父の釜は私が見てもすぐにわかった。
祖父の作品には祖父の優しさ、温かさが感じられて大好き。
香合:牛若丸、ふくさ:弁慶格子
端午の節句を意識して季節の先取りをした江戸時代の香合。
ここまでいくと、もう骨董級。こわくて触れなかった。
部屋に居ながらにして、春を感じ、春を頂き、季節の会話を楽しむ、ある意味贅沢な世界だ。『茶道は総合芸術よ!』って義母がよく言っていたけれど、ほんとうに奥深いー!