2025年1月16日木曜日

20歳の夏

 和室を掃除、ふと鴨居を見上げて、、、そういえば、、、

20歳の記念に刻字した「流」の字
いつの頃からか、一部派手な成人式が行われているようだが、昔はどの地域でも静かに華やいだ雰囲気のお祝いの会が催されていた。私はというと地元には帰省せず写真館で記念写真を一枚撮っただけだった。その年の夏、何か20歳の記念にと、思いつきで刻字してみようかと、夏だったこともあって涼しさのある「流」の字を選んで掘った。もっと簡略化したカッコいい字にしたかったが、何しろ思いつき、、、、でも、この作品?を見るたびに希望に満ち溢れた未来のある20歳の自分を懐かしむことができる。ちょっと恥ずかしいが、いい想い出になっている!

2023年に99歳で亡くなった大好きなピアニスト、メナヘム・プレスラー(←クリック)が96歳の時に演奏したショパンのノクターンに涙が溢れた。この年齢で自由にピアノをコントロールできるのも凄いけれど、音色の美しさと味のある研ぎ澄まされた演奏が素晴らしく、一音一音慈しむように弾いている姿に感動。そして何と言ってもこのピアニストの豊かな表情が好き!『私たちはあなたがいなくなって寂しい』というコメントがあったけれど、本当に。
メナヘム・プレスラーの組んでいたボザールトリオは随分参考にさせていただきました。

しみじみと聴いてしまいました、、、、

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