朝5時、夜が明けるのが少しずつ遅くなってきた。
トムくんは外へ出かけて行ったし、インターネット配信でベルリンフィルでも聴こうかな。
ズビンメータ指揮、コルンゴルドのヴァイオリンコンチェルト、ヴァイオリンはギル:シャハム、サンサーンスのシンフォニー3番 オルガン付きを聴く。2曲とも好きな曲だ。コンマスは樫本大進、ヴィオラのトップは清水直子さん、大リーグの大谷さんも凄いけれど、こうして世界の第一線で活躍している日本人を見るのはとても嬉しい!
コルンゴルドのヴァイオリンコンチェルトはヒラリー:ハーンのヴァイオリンで聴いた時も感動したけれど、ギル:シャハムの繊細で力強さも持った素晴らしい演奏に引き込まれた。しかもとても楽しそうにニコニコしているところなんか余裕が感じられてこちらまで楽しくなってしまう。
サンサーンスのオルガン付きシンフォニーはオケのまとまりが素晴らしく鳥肌がたった。
パユのフルートからオーボエのジョナサン・ケリーに受け渡すところなんかは自然で一本のメロディになって聞こえてくるところはすごく気持ちいいし、パユが「上手く繋いでくれて嬉しいよ」と言う表情がたまらない。2本のオーボエは頭を寄せ合って息を合わせているし、弦楽器から管楽器へ移るユニゾンの素晴らしさ。メータも乗っているのが伝わってくる。そして時々入るオルガンやピアノがこの曲の魅力だ。何より、メロディーメーカーのサンサーンスのロマンチックな旋律を際どいくらいギリギリの甘過ぎない演奏はさすがだ。まだ生で聞いたことがないので一度は生で聴いてみたいなぁ。もちろんベルリンフィルで、、、
演奏が終わった後のメータ、オケのメンバーの満足げな表情。温かい拍手に包まれた会場。思わず拍手してしまった、、、
朝からボリュームを上げて聴いていたから私もこの会場で聴いているような錯覚になっていた。
ちょうどトムくんも朝の散歩から帰ってきました〜。今日一日が楽しい気分で過ごせそう。