2021年11月14日日曜日

開封

 少しずつ、物置の整理


旅先で求めた絵葉書やパンフレットの中に未開封のCDを見つけた。ずいぶん前に訪れたハイドンの生家で求めたもの。ヴィオラ・ダ・ガンバとよく似たフレットのあるバリトン、バロックヴィオラ、バロックチェロの弦楽トリオ、早速聴いてみる。もちろん全てハイドンの曲。宮廷での食事の時やエステルハージー城の広間などで演奏されたのでしょうね。

古楽器なので音量は出ないが、特にバリトンの華やかで優美な音色、発音の良い音量のあるスティール弦と違ってガット弦特有の柔らかい音色と古楽器の低いピッチ(415ヘルツとか392とか)が心地よく響く。

昔チェロを習い始めた頃はまだA 音は440ヘルツだった。現在日本では442ヘルツが一般的になっているが、(アメリカは落ち着いた音が好まれてオーケストラでは低い設定らしい、またベルリンフィルでは華やかな音が好まれて442よりも高いと聞いた事がある。)440へルツの時代は設定が低いぶん弦が緩いので楽器が振動しやすくよく響いた。昔に戻ってもいいのに、、、



こういう優雅で品のある華やかな音色を聴いているとホッとして豊かに気持ちになる。
モダン楽器とはまた違った魅力だ。物置の整理してよかった〜。

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