べっこうの楊枝
お昼に坂本屋で卓袱料理をいただいた後、
ぶらぶら坂を下っていくとべっ甲の看板が目に入った。
こういうお店は本能的に目ざとく見つけてしまう。
昔ながらの重いガラスの引き戸をガラガラと開けて、
「見せていただいてもよろしいですか?」といいいながら
中に入ると『どうぞ、どうぞ』と品の良い女性店主が出てきた。
『一般的な形じゃない楊枝ってありますか?』って聞いたら
この楊枝を見せてくれた。
先端が鳥のくちばしのように曲がっていて面白い。
薄くて鋭いのでよく切れそう。
持ち手もナイフのように幅があって持ちやすい。
プラスティックと違って天然素材なので滑りにく、あたりも柔らかい。
今まで、紙の箱に10本入って数百円の黒文字を使っていたから
ちょうどいい機会だった。m さんはオーソドックスな形のもの
べっ甲細工の「まるとみ」さん
表面だけを飾る貼りべっ甲は扱っていないという
お店のプライドを感じました。
いろいろ見せていただきありがとうございました。
(長崎にて)
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