2016年3月7日月曜日

ショック

昨日、大好きなコンツェントゥス・ムジクスの指揮者、ニコラウス・アーノンクール(86歳)が亡くなったことを知った。きょねんの暮れに体力が及ばないことを理由に引退したばかりだったので、まさかこんなに早く逝ってしまうとは夢にも思わなかった。

20数年前、初めてコンツェントゥス・ムジクス・ウィーンの演奏をテレビで聴いた時の衝撃は今でも忘れない。古楽奏法を使ったバッハの管弦楽組曲やブランデンブルグ組曲が今まで聴いてきた解釈とはまるで違っていたから、、、。

バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、、、作曲家たちの作風や音楽を描き分けられるアーノンクールはやっぱり凄いと思う。そして何と言っても小気味良さと後味のすっきりした魅力的な演奏が大好きだった。今までなんども訪れていたウィーンで一度も聴くチャンスがなかったのはとても残念で、今にして思うと演奏会に合わせて日程を組むべきだった。返す返すも悔やまれてならない。ご冥福をお祈りします。

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