この家に住んで25年目、と思っていたらミケッレさんから『まだ23年だよ。』と言われ、どこでどう記憶違いをしたのか大きな勘違いをしていた。自分の年齢も50歳を過ぎたあたりからよくわからなくなってしまって、『え〜っと、私、今何歳だったかしら?』なんてネボケたようなことを聞いたりすることがあるのだから。本当に情けない〜。
いつか家を建てるときにはステンドグラスの窓がある家に住みたいと思っていて、この家を建てる約1年前からステンドグラスの工房に通い始めた。そもそもステンドグラスの魅力を知るきっかけは親戚の家の居間に置かれた素敵なステンドグラスのランプを見たことだった。ティファニーランプのような草花や果物をモチーフにした多色彩のランプも魅力的だけれど、そのサイドテーブルに置かれたランプは2色使いのひし形をモチーフにしたシンプルなそれは美しいランプだった。その後インテリア雑誌やステンドグラスの本を見るたび、いつか我が家にもステンドグラスがあったらと思うようになった。
最初に造ったステンドグラスのシェード
親戚の家で見たランプはクリアなピンクとグリーンのおしゃれなランプだったと思う。
明かりをつけた時にこのぼかしのガラスが無地のガラスとはまた違った雰囲気を出して、
これはこれでとても気に入っている。
居間の窓
どうしても自分で造って設置したかったステンドグラス
西窓の揺れる木々を通して差し込む光がきれい。
参考にしたイギリスのインテリアの本
洗面室の窓
窓の規格がイギリスと違うので日本の窓枠のサイズにあわせて図面に起こす作業からはじめ、さらに参考にした窓にできるだけ近い色合いにしたかったので、一部厚さの違うアンティークガラスを使うことになり、その部分は先生に手伝ってもらい完成することができた。このころは家庭も顧みず?まいにち工房に入り浸り。工房と家の往復で過ごした。思い起こしてみると、この時は夢中だったので大変だったという思いは全くなく、楽しい楽しい時間だった。
参考にしたのはやはりイギリスのインテリアの本
無謀にも家の一部を作ろうなんて、、、。
でもステンドグラスを通して四季の移ろいやお天気、
時間によって光の表情が楽しめるのはとても贅沢なことで、
がんばって作った甲斐があった。
ブログ最終回みたいな感じになっちゃってるけれど
最終回ではありませ〜ん。