2014年3月29日土曜日

やっと春が来た

冬の間、雪に覆われていた庭もいつの間にか植物たちが芽を出し始め北国にもやっと春がきた。午前中、バラの剪定や範囲を広げすぎたヘンリーツタを思いっきりカットしてすっきり!その後、今日演奏する曲を練習し、夕方お手伝いする会場へと出かけた。

リハーサル
この時期いつもお手伝いさせて頂いている O 先生のピアノの発表会。
音楽の好きな牧師さんが音響にもこだわってこの教会を建てたそうで
お互いの音がよく聞こえて弾きやすい。

きれいな花束を頂いた
30数年のおつきあいになる O 先生はいつもテキパキしていて、何から何までひとりでやってのけてしまうすごい人。いつも前向きで少し私も見習わなくては、、、。

チューリップが芽を出した

2014年3月22日土曜日

追悼コンサート

今年1月20日に80歳で亡くなった、クラウディオ・アッバードの追悼コンサートをディジタルコンサートホール(インタ−ネット配信)で聴いた。コンサートはアッバードが亡くなって3日目から数日間行われ、40年来の友人のズービン・メータが指揮をした。

黙とう後、マーラーを得意とする指揮者でもあったアッバードに捧げる曲としてマーラーの5番のアダージェット。ぞくぞくするような弦の響きと抑制された音が印象的だった。
その心のこもった演奏にこちらまで泣きそうになってしまった。

ベートーヴェン:ピアノコンチェルト
ブッフビンダーのほかの演奏も聴いてみたい

ウェーベルンの " 管弦楽のための6つの小品 " は透明感あふれる管楽器の響きが魅力的だった。なんかウェーベルンって惹かれるなー。

いよいよベートーヴェンのピアノコンチェルト5番 " 皇帝 "。 ピアニストがベートーヴェンを得意とするオーストリアのルドルフ・ブッフビンダー。日本ではそれほど馴染みがないこの人がすごかった。指揮者の存在が薄れるくらいピアニストがぐいぐいオケを誘導していく。音色の美しさ、自然な歌い方、表情にいたるまで理屈抜きに素晴らしかった!一気にファンになってしまった。

最後は好きなリヒャルト・シュトラウスの " 英雄の生涯 " 初めて聴いたときはつまらない曲だと思ったけれど、聴いていくほどに引き込まれるいい曲。とくに一人一人がソリストの集団のベルリンフィルだからよけいに魅力的な演奏だった。和音の移り変わりに鳥肌が立ち、重い音、軽い音にも身が詰まっている感じ。そして皆の表情がいい。そういうのってストレートに聞く側に伝わってくる。

テレビにスピーカー(B&W)を接続して
いつもこの状態でコンサートを聴いている

コンサートというのは、そのときの気分や体調、そしてその場の雰囲気によっても感じ方が違ってくるけれど、、、。
感動的なコンサートだった。メータがインタビューで語っていたアッバードとの思い出話。

アッバードと2年間ウィーンで一緒に指揮の勉強し、楽友協会合唱団にも参加し、クーベリックやカラヤン、ベームなどの大指揮者がオケの人たちにどんなことを言うのか観察するため顔を出していたそうだ。でも練習にろくに出席をしなかったので、ある日、カラヤンとのリハーサルに参加したとき、合唱の指揮者から『メータとアッバード出て行きなさい!』とカラヤンの目の前で怒られ、とてもショックだったと言っていた。そして小さいネズミのように端から出て行ったそうだ。でもカラヤンはそのことを覚えていなくて、後になってこの話をしたところ大笑いしてしまったんだそうだ。2年間毎日一緒に過ごし、お互い刺激し合って素晴らしい青春時代だったと振り返っていた。
                     胸の熱くなる心に響くコンサートだった。


ニオイスミレ

2014年3月21日金曜日

忘れていた!

今日は f さんの誕生日。家族に言われるまですっかり忘れていた。
いつの間にかこの地を離れて10年になる。忙しいのか滅多に連絡してこないけれど、どこにいても元気でいてくれればそれでいい。午後、チーズケーキを焼いて、家にいない本人のお祝いをし、夕方 m さんとデパートへ出掛け、二人で選んだネクタイを送って来た。
連絡したら、ちょうど欲しいと思ってたと喜んでくれたけれど、気に入ってくれるかしら?

イースターも近いので卵をたっぷり使ってチーズケーキを焼いた
たんじょうびおめでとう!

去年の誕生日は本人をビックリさせようと電話口で ♫ ハッピーバースディを3人で 歌ってお祝いしたことを思い出した。本当に月日の経つのは早いもの。今しかできないことをたくさん経験し吸収していって将来に繋げていってくれたらと思う。
そういえば、 f さんが初めて発した言葉が『 ku・ri・ku・ri・ka ~ !』と、とても早口に訳の分からない、言葉にならない言葉を言ったのだ。いったい何語?今もって分からない、何のことだったのでしょう?当然本人は知るはずもない、記憶にない頃なのだから、、、。

昨日のコンサートで頂いた包みを開けたら
こんなにかわいらしい今年の干支のマユで出来た起き上がりこぼしが入っていた
















     シカゴ郊外の幼稚園で
4歳のお祝いをしてもらった時の王冠をつけて
(当時住んでいたアパートで)


2014年3月20日木曜日

ボランティア

昨日はあんなにポカポカ陽気だったのに、今日は終日、雪降りで冬に逆戻り。
手首の打撲で延期になっていたケアハウスでのコンサートをしてきた。皆さんとても心待ちにして下さっていて、和やかな雰囲気のなか気持ちよく演奏することができた。
終わってから話がしたいというおばぁちゃまがいらして、なかなかクラシックを聴くチャンスがないから今日は本当に嬉しくて、楽しかったとよろこんで下さり、私たちも心からやってよかったと思った。これからもできる範囲でこういう活動を続けていけたらと思う。

自分の親世代の方たちとの交流は楽しく自分自身もホッとできる時間

m さんと






















街灯に積もった重く湿った雪
今晩吹雪くらしい・・・

2014年3月11日火曜日

気分を変えて

少しずつ春が近づいてきて、部屋の雰囲気や気分を変えたくなった。簡単に雰囲気を変えたい時によくするのは壁の絵を変えること。旅先で求めた絵葉書なんかもいいけれど、ちょっとすてきなメモ帳の表紙絵や雑誌の一ページを切り取って額装してみたら意外に面白い。

 「セレナーデ」
きゃしゃな美人画を描く竹久○二にしては珍しい画(エッチング)
ノスタルジックな雰囲気に惹かれて買った
メモノートの表紙絵を拡大コピーして

結構インパクトがあって部屋のアクセントになっていいかも。

アーサー・サリバンのオペラ「ペイシェンス」の自筆譜
近代の作曲家らしいけれど、雑誌から切り抜いて額に入れてみた。
少し部屋の雰囲気が変わって気分も楽しい!

2014年3月10日月曜日

ボルシチ風スープ

昨日は寒かったのでボルシチに。ビーツが手に入らなかったので変わりにトマトで代用、赤ワインもちょっと入れて。パンもいいけれどやっぱりご飯をしっかり食べたい!
一品料理なので、器はすこし雰囲気のあるアンティークのスープ皿を使って、、、。

サワークリームのかわりにヨーグルトを添えて。
白カブ、じゃがいも、セロリ、人参など野菜をたっぷりの具沢山にして。

ブルーの濃淡でプリントされた和風の花々
20世紀はじめにヨーロッパでジャポニズムが流行したときに作られたものらしい

店主からどこの窯元か不明ということだった。
バックスタンプをみるかぎり昔のウェッジウッドのように見えるけど、、。

ついでにウェッジウッドのバックスタンプについて、
初期の「ユニコーン」やその後「ポートランドの壷」と変遷していき
最近のウェッジウッドのマークはずいぶん簡単に
「W」の一文字になってしまった。
個人的には「絵」のマークの方が芸術品のようで断然楽しいのに。

〜午後3時のおやつのじかん〜

m さんお手製のオレンジピールチョコとディンブラの茶葉でフルーツティーを
入れて、久しぶりにゆっくりの午後のティータイムを過ごした。
オレンジ、キウイ、いちご、リンゴなど沢山の果物を
ちょっと贅沢につかって、、、。
お花屋さんから頂いた3月のバースデーの花束