7日目
曇り、10℃
いよいよ、旅も終わりに近づいてきた。今日はルクセンブルク市内の小高い丘にある三つのドングリ博物館を見学した後、市内をぶらぶら散策の予定。
三つのドングリ博物館
3日間通ったルクセンブルクフィルハーモニーホールのうら側にある博物館は「三つのドングリ」と呼ばれる要塞。1733年にオーストリアが造ったもので、ドングリの形をした三つの塔のてっぺんはかつては金でメッキされていたそうだ。周辺国のオーストリアやフランス、スペインなどに長い間占領されていたからでしょうか、こういった要塞や幾重にも堅固になっていった城壁を見ると、そのたびにこの国の人たちが辛く大変な思いをしながら生きていかなければならなかったことに胸が締めつけられそうになった。内部を歩きながら要塞都市ルクセンブルクが造られていった歴史が垣間見えた気がした。
大砲や武器、鎧、断頭台まで展示されていた。
伯爵夫人シャルロット(1793〜1860)
展示物の中にはオーストリア、ハプスブルク家の王妃マリア・テレジアや当時のお姫様たちの肖像画が飾られていた。中でもこの美しく優しい眼差しの肖像画が目を引いた。
シレジア(現在のポーランドからチェコのあたり)Schedau 家からレオポルドアンリde wedllに嫁いだ女性。穏やかな中にも芯の強そうな彼女の表情になぜか惹かれてしまう。描かれたこのとき何歳だったのか?どんな人だったのか?幸せだったのか?彼女はいったいどんな人生を送ったのかとても気になった。
首元を飾る宝石はアメジストかしら?
ステキー!
29歳でドイツ皇帝になったウィルヘルム2世本人の肖像入りの嗅ぎタバコ入れ。
ダイヤモンドに囲まれた皇帝の専用タバコ入れは女性的とも思えるほど
きらびやかで、なんて贅沢なのでしょう!
大国に翻弄され続けたルクセンブルクが、今や世界でも治安の良い、もっとも豊かな国として発展してきたのは、きっと過去の辛い体験が教訓としてあったからかもしれませんね。
旧市街に戻り、中世の佇まいを残す路地にあるルクセンブルクの
伝統料理が楽しめるこの看板のお店でランチをしたかったのだけど、
あと少しのところでラストオーダーに間に合わず、、、ガッカリ、、
伝統料理は諦めて宮殿の向かいにあるチョコレートハウスの
2階でビールとハンバーガーを頬張る。
お腹も空いていたので結構な量もペロリと平らげてしまいました。
私たちのテーブルから目と鼻の先に宮殿のバルコニーが見える。
庶民的な国ですね。
1階のチョコレートショップにディスプレされていたキュートなクリスマスチョコレート
店内の壁には現在のギョーム皇太子、ステファニー皇太子妃の写真が飾ってありました。
絵に描いたような美男美女カップル!国民に愛されているのですね!
チョコレートハウスの真向かいにある大公宮殿
今は公的な行事にだけ使われているそうだ。
旧市街通り、ロクシタンの入り口のディスプレイもオシャレ!
ナミュールのチョコレート、ケンプラ・コーラーでマカロン、
偶然ラデュレのお店を発見! 2種類の紅茶を購入。
女性はこういう時間が一番楽しいのです!
さいごにオーバーワイズに寄って
それぞれが選んだケーキを買いホテルへ
うら通りにはいるとこんな可愛いレストランが点在している。
ホテルへ戻る途中、コンセルトヘボーのコンサートポスターを見かけた。
曲目は書かれていなかったけれど、ワーグナーのシリーズらしい。いいなー。
通りで美味しそうなきのこのキッシュを買い〜
部屋のテーブルにハンカチをクロス代わりに広げ、
キッシュ & シャンパン&オーバーワイズのケーキで
ミッケレさんのハッピーバースディ♪ おめでとう!
ルクセンブルク最後の夜にお祝いできていい思い出ができました。
さて荷物を整理して帰国の準備。後はゆっくりお風呂に入り
きょう一日の疲れを取って早めに休みましょう。
10時就寝