2017年12月31日日曜日

朝からベルリンフィル

ここ数年はお掃除もおせち料理もほどほどに
手抜きをして過ごしている。

そして年末の楽しみのひとつは
インターネット配信で聴くベルリンフィルコンサート。

3年前に亡くなったアバド指揮でシューマンのシンフォニー3番「ライン」
ロマンティックな作風もアバドの手にかかると甘すぎないテンポがとても心地いい。

ラトル指揮で小編成版、マーラーのアダージェット
小編成の美しさはあるけれど、やっぱり大編成の方が断然いい!
このあと通常の編成、ズビンメータ指揮で演奏されたアダージェットを聴き直す。
これはもうメータとメンバーの思いがこもった素晴らしい演奏だった。

しばらくぶりに聴いたウィントン・マルサリスのスウィングシンフォニー

舞台の中心にマルサリスの率いるジャズオーケストラとベルリンフィルとの共演。マルサリスがベルリンフィルのために書いたこの曲はお祭りのような楽しさだ。

指揮のラトルやそれについていくオケもすごいけれど、なんといってもこの曲が凄い。それぞれの楽器のイントネーションや表情、全体のバランス、南国の風を思わせるメロディ、パーカッションのメリハリの効いたリズムといったら、もうウキウキというものじゃなくて、踊りだしたくなるようなかっこよさ!若かったら、絶対パーカッションやって見たいと思うほど、、。年配のジャズサックス奏者がゆったり歌うメロディーに隣の若い黒人サックス奏者が隣をチラチラ見ながら、微笑みを浮かべ『ん〜ん!なかなかいいじゃな〜い!』とその歌に酔いしれる表情なんかはもうニューヨークの夜?
フルートのパユと隣のオーボエがお互い縦にテンポを取りながら頭をくっつけるように吹いているところなんかは見ていてとても楽しい。どんなジャンルにも対応出来るベルリンフィルの凄さを感じる。それにしても床が見えないくらいぎゅうぎゅうに座っているのによくぶつからずに演奏できるものだと本当に感心してしまう。最後にジャズメンバー紹介の途中では、ベルリンフィルのヴィオラのおじさんにふるのだけれど、このおじさん、実は自分もジャズバンドを持っているだけあってさすがに上手かった!
元気をもらえる私のお気に入りの一曲でした!

来る年もまたいい年でありますように!

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